訪問日時:2017年9月22日、16時頃
コレーズ県はフランスのやや南西側に位置する内陸の地域圏。交通の便はよくないですが、中世の時代、イギリスとの戦争が続いた関係で、いかにもファンタジー感ある城郭都市の面影が数多く残る素敵なエリアです。
もちろんこれまで数多くこのブログで紹介してきましたように、フランスの最も美しい村に選ばれている村も多く、また前回の記事カステルノー・ブルトニュー城(Château de Castelnau-Bretenoux)もすぐお隣ではありますがロット県というところにあります。
2017年9月22日、カステルノー・ブルトニュー城(Château de Castelnau-Bretenoux)の次に訪れたのがこのUzerch(ユゼルシュ)という街でした。少しお城から距離もあったこと、そして昼食を向かう途中のファーストフードで取ったこと、それから少し渋滞にも巻き込まれたので、このUzerch(ユゼルシュ)に到着したのは16時ころでした。
観光客が多いようには全く思えなかったのですが、人はそこそこいました。まずまずの規模の地方都市のようです。街は丘の上に、その周りを幹線道路(といっても地方道)が走っていて、そのあたりに路上駐車可能なスペースがあったのでそこに車を止めました。
この街の歴史はやはり11世紀頃に人が住むようになり、ロマネスク様式の教会ができたあたりから発展していったようです。これが街の中央にある教会です。
ちょうど閉まる時間みたいでしたが、その監視当番をされていた地元のおじいさんが少しだけ教会を閉めるのを待ってくれました。
観光客用のこうした説明文もあります。フランス語のみです。
内部の建築様式が丁寧に解説されています。しかし宗教建築用語はただでさえ難しい上にオールフランス語は厳しいですね。この教会も他のヨーロッパの地域同様に16世紀の宗教戦争で一部が破壊されその後しばらくは廃墟になっていたそうです。
街の中の説明看板等を読み解く限りにおいては、現在の町並みの原型は18世紀ころに作られたようでした。
特段古い建物などの見どころがあるわけではなかったですが、非常にこのあたりコレーズらしい美しい街並みに感銘を受けました。
観光時間は1時間程度でしたがよい時間を過ごすことができたと思います。