2018年5月フランス小旅行記録:美術館巡りその3、ランスのルーブル美術館分館

2018年5月フランス小旅行記録
2018年5月フランス小旅行記録

訪問日時:2018年5月、午後3時頃

フランスの大きな魅力のひとつはどんな地方の街であっても必ず何かしらの美術館があるところ。そして、これが僕がヨーロッパを中心に旅行する大きな理由となっています。

北フランスにあるルーブル美術館の別館

今回ご紹介するのは北フランス・ランス(LENS)にある「ルーヴル美術館別館ルーヴル=ランス」です。2012年にできた比較的新しい美術館です。

公式サイトより:https://www.louvrelens.fr

この美術館の存在は以前から行きたいと思っていましたが、フランスの旅行はこの数年間は美しい村巡り中心ということもあって、北フランスになかなか訪れる機会がなく訪れることができませんでした。今回ようやくその念願がかないました。

ルーブルの別館をこの地に建設するという構想は2004年に時の首相ジャン・ピエール・ラファランによって発表されました。そして8年後の2012年12月に一般公開に至りました。

ランス(Lens)の街、実は世界遺産?

はじめにルーブル美術館の別館があるこのランス(Lens)という街について簡単にご紹介。カタカナで「ランス」と書いてしまうと、シャンパーニュ地方の中心都市ランス(Reims)を連想してしまうのですが全く違います。

そしてこちらのランスも実は世界遺産に選ばれているとか。厳密にはランスを含む北フランスのこの辺り一体が選ばれています。というのはこのあたりの地域は、かつてヨーロッパ有数の炭鉱があったということです。その規模は当時ヨーロッパ最大だったルール地方に次ぐものだったそうです。

ランスのルーブル美術館は未開のまま放置されていた鉱山地帯を有効利用してできたものだそうです。外門から美術館エントランスまでを結ぶ道は、かつて石炭を輸送するために炭田から駅までを結んでいた旧鉄道の線路は改装したもののようです。

そういえばこの日の午前中に訪れたPavé d’Arenbergのすぐそばにも炭鉱施設がありましたが、これも世界遺産だったのでしょうか??

アクセスについて

駐車場施設も充実していました。僕が停めた場所はご覧の様子。写真で見る限りであほぼ自分だけの状態ですが、実は日陰となっているところに数台停まっていました。

地方ですし平日ですから空いているのは当然のことでしょう。駐車場は複数箇所あるようです。僕が留めたこの場所から美術館までは5分くらいの距離がありました。

ランスの街に入ってからはグーグルマップを頼ることなく、道に立てかけられている案内板目安にこの駐車場にたどり着きましたが、どうやら美術館のすぐ近くにも留められたようです。

なお公共交通機関からのアクセスも充実しています。公式サイト情報によればランス中央駅から無料のバスが運行されているということです。

公式サイトによるバスの案内

建物について

ルーブル・ランスの建物、こちらを設計したいのは、日本の建築家である妹島 和世(Kazuyo Sejima)さんと西沢 立衛(Ryue Nishizawa)さん。お二人は、「SANAA(サナア、Sejima and Nishizawa and Associates)」というユニットを組んで活動されているとのことです。124人の候補の中から選ばれた、と公式サイトには書いてありました。

公式サイトによる建物と庭園の解説

建物内部の様子。透明感・清潔感ある内装。ミュージアムショップはもちろんのこと、おしゃれなカフェやレストラン、そして図書館?でしょうか、文献を調べたりそれらを読んだりするスペースもあったかと思います。

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グランド・ギャラリー「時のギャラリー」と特別展

さて実際の中の様子。メインギャラリー=グランド・ギャラリーでは「時のギャラリー」が開催されていました。フランス観光局の公式サイトによれば「グランド・ギャラリーでは2017年まで企画展「時のギャラリー」を開催中で、パリのルーヴル美術館より貸し出された250の作品を展示しています。作品の3分の1が毎年入れ替えられます。」とありましたが、僕が訪れた2018年5月時点でもこのイベントは開催中でした。

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ちなみに「時のギャラリー」の簡単な解説は公式サイトのものを引用させていただきます。

時空の旅人のように時を遡り、各文明で文字が誕生した紀元前3500年から19世紀の傑作まで、あらゆる文明、文化から生まれた美術作品群を一度に鑑賞します。仕切りが一切取り除かれたスペースでは、美術作品同士が対話し、反応し合っているかのようです。

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250の作品とのことですが、もっと多かったようにも感じました。

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さらに奥へ進むと、北フランスに所蔵されているイタリア絵画の特別展が開催されていました。通常の料金で入ることができます。

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そういえば前回のブログでご紹介したヴァランシエンヌ美術館をはじめ、リール美術館などの北フランスの美術館に所蔵されている一部のイタリア絵画が展示されていました。もしかするとそもそもルーブル美術館所蔵のものをこれらの美術館に貸与(保管の委託)をしていた作品なのかもしれません。

なお、チケットの購入方法はパリのルーブルと全く同じ、受付で購入もしくは自動販売機で購入。自動販売機で購入したほうが並ばずに購入できるので早いです。これはパリでも同じですね。とはいえランスのほうはパリ程は混んでいませんのであまり差はないともいえます。

以上、毎度ながら簡単な訪問記録、美術館のご紹介でした。やや訪れづらい場所、旅行の計画を立てづらい場所ですが半日程度ゆっくりと過ごすには快適なスポットに間違い無いでしょう。北フランス、地味ながらも魅力満載です。

美術館巡り編はあともう一つ、最終日のパリ編を書く予定です。目指せ週一更新。

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