2018年5月フランス小旅行記録:パリ・ルーベの舞台、ヴェロドームとアランベール

2018年5月フランス小旅行記録
2018年5月フランス小旅行記録

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訪問日時:2017年5月7日、午前10時頃

2018年5月フランス小旅行記録シリーズは書き終えたつもりだったのですが、こちらの訪問記録を忘れていました。

最近長らく乗っていない自転車ロードですが、そんな今でも3大ロードレースや一部のクラシックと呼ばれる自転車レースを見ることが多いです。今回(2018年5月のこと)の旅の舞台は北フランス。北フランス、自転車といえば、毎年4月に「パリ・ルーベ」を思い浮かべる自転車ファンは多いことでしょう。今年はピーター・サガンが初優勝して特に話題になりましたね。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=8ygpaL0xfbA&w=560&h=315]

パリ・ルーベという自転車レースは、パリ(厳密にはパリ市内ではない、2018年はコンピエーニュ)からルーベまでの約260kmを走り抜けるワンデーレース。なんといってもその特徴は「パヴェ」と呼ばれる石畳の道が計27箇所も設定されているところです。ヨーロッパといえば石畳はおなじみですが、この自転車レースで使用される道路の石畳は、正直都会のように綺麗に整備されている感じではなく、ひとつひとつの石は大きくメンテナンス状況も決して良いとは言えない。そんななかプロレーサーたちが駆け抜ける。ちなみにこうしたロードレースはベルギーでもよく開催されていることで知られています。昨年2017年に行ったワロンの最も美しい村巡りでは時々自転車クラシックレースで使用されるようなパヴェを見かけました。

ゴール地点、ルーベのヴェロドーム

この年のノール地方訪問は、このシリーズでもご紹介しましたランスのルーブル別館が主目的でした。この地方の中心はリールの街。旅行のルート的にもほぼ必ずリール近郊を通過します。ランスやルーベはリール近郊。特にルーベは隣町。ということで、今回訪問することにしました。

やはり行き先はあの印象的なゴール地点である「ヴェロドーム」でしょう。Google Mapsで簡単に検索できました。場所は訪問前日はベルギーのオステンドという街に泊まっていましたが、そこからこのルーベまでは1時間30分程度でした。到着は朝10時。特に競技等はない普通の日だったのでヴェロドーム周辺に難なく路上駐車することができました。無料。

場所を調べる以外のことは全くしていなかったので情報は一切なし、果たして中へ入れるのかはさっぱりわかりません。しかし、敷地は普通に開放されており特に警備員等も入り口にはいません。簡単に入ることができました。敷地に入ってすぐ右側に体育館が、どうやらスポーツの総合施設のようなところみたいです。

少し進むと見たことがある競技場が見えてきました。ここも普通に開いて出入りもできそう、しかし入ってよいのか…。としばらく様子を見ていたら、とあるランニングをしていた男性がそのまま躊躇なく中へと走って入っていきました。関係者?と思ったつかの間、また別のランニング男性も中へ。大丈夫みたい、ということで僕も中へと入ってみました。全然余裕すぎる。

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さて中の光景、まさにテレビで見たことがある光景が広がっていました。しかし実際の方がきれいでそしてしっかりとしていたようにも思えました。たしかに古いしきらびやかではないのですが、映像で見たイメージだったとかなりボロかったという印象があったからです。とはいえメインスタンドは、まあお世辞にもきれいとは言えなかったです。

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Roubaix 07052018-_MG_8417-yuukoma ところでランニングしている方、バンクこそ立ち入らないものの平然とコース内を走っているではありませんか。全く注意される気配もない。であれば僕も中に入ってみよう。ついでにバンクにも登ってみました。なかなか楽しかったです。 Roubaix 07052018-_MG_8410-yuukoma

と、このような感じでコースを一回り、と思いましたがこの日は写真でもお分かりのとおり雲ひとつない快晴。日差しが強い、暑くなっていたので、途中で切り上げました。

帰り際、競技場入り口に売店らしきものを発見。パリルーベ関連のグッズ、地元の自転車チームのユニフォームなどが売っていました。せっかくなので記念に自転車グッズをいくつか購入。

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地獄のアランベール

続いてルーベから30キロくらい離れたところにあるパリルーベ名物と言われるパヴェ・セクターの中で最も有名なアランベールへと向かいました。はじめに到着したのは出口側だったようなので、周辺を一周りして入口側へと移動しました。

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地元の鉄道の踏切のそばにそのパヴェはありました。レースで有名なこともあって、入り口にはクルマを停めるスペース、レースを説明した案内板などが設置されていました。観光客もよく訪れるみたいです。

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実際に目にしたパヴェは確かにひとつひとつの石のブロックが大きく、隙間も大きく、よくこんなところをロードレーサーで駆け抜けるものだなあと驚きでした。しかし、道幅に関しては思った以上に広かったです。とはいえ選手はできるだけ荒い道を避けるべく道の端を行こうとするらしいのですが…。このパヴェが地獄のアランベールと呼ばれる所以も理解出来ます。

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ちなみに道の入口にはこのような記念碑があります。ジャン・スタブリンスキ(Jean Stablinski)という方への畏敬の念を示すために2007年に作られたとのこと。彼はポーランド出身のフランス人で、1950年代から1960年代にかけて活躍したレーサーだったようです。ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝をしたこともあります。

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このアランベールのパヴェを発見、そしてコースに取り入れるよう要請したのは彼だったそうです。実は彼、14歳の頃から父親をなくしたため一家の生計を立てるために炭鉱夫としてこのアランベールで働いていたそうです。実はこのあたりヨーロッパでも有数の炭鉱として当時は大変栄えていました。このあたりの炭鉱施設が世界遺産になっていることは以前以下の投稿でも述べております。

2018年5月フランス小旅行記録:美術館巡りその3、ランスのルーブル美術館分館

引退後も自転車競技の世界に貢献、さらに地元のこのアランベールが世界的にも有名になり、ノール県への貢献も大きい、ということがこの記念碑設立の理由なのだそうです。

写真をよくみるとアランベール近くの踏切の向こう側に炭鉱跡っぽい施設を見ることができますね。

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訪問当時はなにかあるなー程度にしか思っていませんでしたが、世界遺産となっていてかつパリルーベのレースにも関係していたことを知って、あらためて現地へ行って学ぶこと、知ることが多いなと思いました。これもまた旅の楽しみ方のひとつです。

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