2018年7月ブルガリア・ルーマニア、ブルガリア編その11:世界遺産、マダラの騎士

2018年7月ブルガリア・ルーマニア
2018年7月ブルガリア・ルーマニア

訪問日時:2018年7月18日、午前11時頃

この日からは黒海を離れ再びブルガリアの内陸へ。ブルガリア滞在最終日。最初の目的地はブルガリア北東部にある世界遺産「マダラの騎士像」。

マダラの騎士像があるのは、シュメン市から北東へ17キロ、マダラ村からは2キロ、ヴァルナ市から75キロに位置するマダラ国立歴史・考古学保護区内。このレリーフは、23メートルの高さの岩石に彫られており、1872年に発見されました。710年頃に描かれたと推測されています。中世初期のブルガリア美術の傑作と讃えられるこの「マダラの騎士像」は、1979年にユネスコの世界遺産リストに登録され、さらには2008年にはブルガリアのグローバル・シンボルにも指定されました。

マダラの騎士像の鑑賞ですが、まずこちらの入り口でチケットを購入。

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そして、チケット売り場左にある石の階段をまっすぐ登ると、登り終えた突き当りでレリーフと対面することができます。

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最初はよーく見ないとどれがレリーフなのかわかりませんでした。

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レリーフには槍を手にした等身大の騎士、馬の足元にはねじ伏せられたライオン、騎士の後ろには狩猟犬が従っています。ある伝説よれば「1人のラテン系の王が、マダラの台地で狩猟をしたが岩石から転落し亡くなった。この王の親近者たちが岩石に王の面影を彫刻家に彫らせた」と伝えられているとのことです。(出典:ブルガリア・オフィシャル観光サイト

一方、科学的な仮説では、騎士像は、ブルガリア帝国のクルム王(統治803年?814年)、テルヴェル王(統治701年?718年)、アスパルフ王(681年?791年)、更にはブルガール人が信仰した最高位の神タングラ(Tangra)と関係しているのではないかということです。(出典:ブルガリア・オフィシャル観光サイト

あたりは自然豊かであり広さもそこそこあるので、ちょっとしたハイキング・ピクニックをすることもできます。

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なお入り口には停められる台数は限られていますが、駐車場とおみやげ屋さん、そこでは飲み物や軽食も買うことができます。

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この日はあと2箇所世界遺産を訪れる予定です。長い一日になりそうです。

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