訪問日時:2018年7月19日、1泊
カルパティア山脈を超えてトランシルヴァニア地方へ。
ブカレストを午後5時頃出発。目指すはトランシルヴァニア地方の主要都市ブラショフという古い街です。この地方の観光の中心都市のひとつとなっています。トランシルヴァニア地方はルーマニア中部あたり一体をなしていて、首都ブカレストがあるワラキア地方との間にはカルパティア山脈があります。ということでブカレストからブラショフへと向かう場合は、このカルパティア山脈を超えていかなかければなりません。
ブカレストからブラショフまではほぼ一本道。ルーマニアにはほとんど高速が走っていないので、一般道路での行程となるわけですが、道はしっかりとしていたとはいえ、いかんせんルートが一つしかないせいか非常に混雑していていました。しかも途中の山越え区間では、大雨が降り低速運転がゆえになおさらの混雑。当初2時間半程度を見込んでいた移動に結局3時間30分以上もかかってしまいました。
この日はブラショフ旧市街にホテルを手配していました。駐車にはとても苦労しました。運良くホテルのすぐ真裏に駐車しやすい場所に発見しそこへ停めることができましたが、翌日街を歩いてみたところ、旧市街広場に近くかつもっと大きな道沿いに大規模な駐車場がいくらでもありそうでした。
ちなみに路上駐車ですが、ブリがリアとは違ってきちんとパーキングメータがありました。コインも使えますが、実はスマホアプリでも手続きができそうでした。とりあえずは夜なので無料。翌日はコインで対処しました。
ホテルはとてもきれいに整備されていて居心地はとてもよかったです。
ちなみにルーマニアは、近年観光ビジネスの伸びを見込み、外資が投資に力を入れているようでした。特にトランシルヴァニア地方はアメリカ資本が進出しているようです。その証拠でしょうか、朝食のビュフェ、観光地の飲食店にはコカコーラなどがスポンサーになっている気がします。ドライブしていてもバス停の看板などでも多くの米国企業名が目に止まります。
さてさて、到着が夜となってしまったので、この日は観光はせず食事をするのみでした。この日からルーマニア入りをしたので、本格的なルーマニアの食事はこの街がはじめてでした。旧市街は観光地ということもあって多くのレストランがあり、たくさんの人で賑わっていました。ヴァカンスシーズンということで平日であってもどこもほぼ満席状態。その中で評判もよさそうだったレストランに運良く入ることができました。レストランへ入った途端に大雨が。
ルーマニアもブルガリア同様ワインの一大産地。ルーマニアでの初ワインはこちらを。地元の品種「フェテアスカ・ネアグラ」を使用したややフルボディー気味でアロマティックな赤ワインを注文しました。
ちなみにワインに関してはこのような詳細なメニュー一覧があるのでとても便利でした。すごくいい情報をゲットしたって感じですね。今見ても勉強になります。そして見ているだけでも幸せになれます。
お食事ですが、メイン的なものを2つ。カジュアルなレストランだったのでド定番を頼むことにしました。まず「サルマレ」というロールキャベツのようなもの。そしてもう一つは鴨のコンフィだったでしょうか。
とても美味しかったです。それにしても山を超えてずいぶんとヨーロッパ風の料理になったなあと感じました。今更ですが街自体も非常にヨーロッパ的でしたからね。もっともブルガリアも含めずっとヨーロッパ旅行をしているわけですが笑。
デザートもいただきました。フラン的なものだったでしょうか。メニューの写真を取り忘れてしまったので、いろいろ忘れてしまっています。
順序が逆転しましたが、そういえば一番最初にビールもいただいておりました。お酒に困ることがないのがヨーロッパ旅行の醍醐味の一つ。
翌日は軽めの市内観光。ブラショフ自体はそこそこの規模の街ですが、観光の中心旧市街はそう広くないので、広場を中心に散歩した程度でした。
大聖堂内も美しく(おそらく写真撮影不可だったか)見ごたえはありました。教会では頻繁にコンサートも開かれているそうです。時々タイミングあって聞くことはよくあります。
残念だったのは時折雨が降るくらいだったでしょうか。今回の旅行はブルガリア中心でルーマニアは合計3日しか割り当てていない、しかも移動距離が多いせいか毎度ながらの駆け足観光となりましたが、それでも景色に食事に十分に楽しむことができたと思っています。