訪問日時:2019年4月29日、1泊
トスカーナから北隣のエミリア・ロマーニャへ、エミリア・ロマーニャを代表する街ボローニャへとやってきました。訪問自体は2度目なのですが、正直2007年はほとんど通過したに過ぎなかったので、ゆっくり観光したいと考え、旅行3日目の宿はこの街で見つけることにしました。
この日はあいにくの雨で寒かったこともあり、観光は少なめ。ボローニャの街へと到着したのは午後3時頃だったと思います。ボローニャの宿はいつものBooking.comで見つけたマッジョーレ広場から比較的近いアパルトマンを手配。
お世話になったアパルトマン:Marconi Apartment
さてクルマでの旅なので駐車場は大事。ご存知の通りボローニャは大きな街なので、場所をどこにするのか、に悩みました。都会なので駐車場はたくさんあるのですが、公共か市営か、公共であってもひろさがまちまちだったり。もちろんアパルトマンから近いところがよいし、実際アパルトマンのオーナーさんからその場を紹介されていたのですが、ここが少々小さいところで入りづらく、さらには借りているクルマが今回はとても大きかったこともあり、断念。徒歩10分弱かかる、中央やや北側の場所(以下の地図参照)を選択することにしました。
ボローニャの街は街の中心を取り囲むように幹線道路SS64がありますが、この内側です。ミッレ通り、イルネリオ通りから入ると容易に駐車場にたどりつけるはずです。見通しもよかったです。
アパルトマンですが、非常によい場所にありました。もう何度も現地のアパルトマンは利用していますし、その利用方法についてはこのブログでもたくさん書いていますが、無事部屋に入れるまで、毎度、RPGの謎解き感覚があってとても楽しいです。イタリアで言えど英語でOKです。メールでのやりとりとなりましたが、レスポンスはとても早かったです。
アパルトマンに荷物を置いてから少しだけ街に出て観光。寒かったのですが、まだ時間的にアパルトマンからの距離的に観光可能だったボローニャ大学へと行きました。中央のマッジョーレ広場の裏手にあります。歩いて5分ほどでマッジョーレ広場へと到着。ここには市庁舎、エンツォ王宮殿、サンペトロニオ聖堂があります。
さて、我々はまずボローニャ大学へと向かいました。ボローニャ大学はヨーロッパでも最古の部類に入る歴史のある大学。現役だそうで、一部の講義室は現在でも講義や学会で使用されているということです。実際に大学生が頻繁に出入りしており、その一部が観光向けに有料で開放されています。
最も有名なのは、世界で初めて解剖の実習が行われたとされる解剖学大階段教室でしょう。
各国語の解説プレートもありました。日本語もありました。
なおボローニャは第二次世界大戦中に戦火にあったのですが、この大学も例外ではなかったようです。
もう一つの見どころといえば図書館です。おそらく現役だと思われますが、一部の区画を見ることができました。
ボローニャ大学の次はサンペトロニオ聖堂へ。ゴシック様式の大聖堂で「14世紀から17世紀にかけて建てられましたが現在でも未完成、」とガイドブックにはありますがちょっと何を言っているのかよくわからないですね笑。
この日はとにかく寒かったこと、そしてまだ3日目ながらもそこそこの距離をクルマで移動したこともあって、ボローニャ大学見学後、アパルトマンで夕寝をすることに。体調がよくなかったのだと思います。ということでこの日の夕食は外には出ず、近くにあったマルカトでパスタとサラダを買ってアパルトマンで軽めの夕食となりました。アパルトマンはこういうときには便利。
ちなみにマルカトなのですが、これまでイタリア旅行はそこそこの経験があるものの、マルカトで食事をしたり買い物をする、という経験はほとんどありませんでした。食事処が多い、というのもイタリア全土である習慣なのかな?なお、翌日訪れるモデナではマルカト食事デビューできましたので、おそらく次回のレポートで報告予定です。
なおマッジョーレ広場の隣の区画にはマルカトだけでなく食品街ということで、多くの食材が売っていました。このエミリア・ロマーニャも美食エリアですからね。イタリアはどこへ行っても美味しいものばかり。
考えてみれば、疲れていて到着した日ははやめに観光を切り上げたこと、翌日の予定(モデナは当初の予定に入れていたが、フェラーラを世界遺産ということで急遽追加した関係)などもあり、街の美術館や他の観光地を訪れる時間が作れませんでした。
それでも翌日朝は、朝食を取る場所を見つけるため、再びマッジョーレ広場に行くことになりました。ところが、なにやらイベントの準備が始まっていて気持ちがっかりな雰囲気となりつつありました。
ちなみにこのイベントですが、どうやら訪問翌週から始まる自転車ロードレース「ジロ・デ・イタリア」の準備だったようです。ボローニャの街は開幕のスタート地点でした。1週間日程がずれていれば間違いなく観戦したことでしょう。 なんというか中途半端に大きくて、観光しづらかったです。天気が悪く、体調がよくなかったのもあまり観光をしなかったことも原因でしょう。その時の体調からすると、ちょっと規模が大きかったので歩いて観光するには厳しかった、そして寒かったのも原因です。(この後天候は回復したのですが…)
ボローニャ。再訪はあるのかな?ただ、良質のマルカトや、よいレストランはたくさんありそうだったので、食事目的ではまた訪問してもよいかもしれません。