訪問日時:2019年4月29日、午前10時頃
この旅は3日目に突入。まだまだ序盤です。この日は比較的緩めの日程。というのは天候があまりよくなく、当初予定していた山越えを諦め、美しい村を2つみてからエミリア・ロマーニャの中心都市ボローニャへと向かいここで1泊するという緩めの日程。ゆっくりと前泊地サンジミニャーノを出発、1時間程度でイタリア中央を北西から南東に貫くアペニン山脈の南側に位置するCastelfranco Piandiscò(カステルフランコ・ピアンディスコ)という村にやってきました。イタリアの最も美しい村に選ばれています。
かつてはCastelfranco di Sopraという村が美しい村に選ばれていたのですが、2014年1月1日にPiandiscòと合併して現在の名前になったということです。
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0387-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48705061612_bcfbd00e9c_b.jpg)
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0388-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48704564468_80a485ce25_b.jpg)
村自体は10世紀ころから存在し、13世紀からはフィレンツェ公国の要塞だったということで歴史はあるようです。とはいえ、いかんせん山間の小さな村で特段めぼしい観光地はないところなので、地元の人がいる程度であまり観光客はいませんでした。もっとも人が少ないのは観光シーズンではないからでしょう。ただし村の入口にはスーパーとカフェがあったのでとても便利でした。カフェはトイレ休憩もできるしありがたいです。
まず村入り口の駐車場に車を停めて、ご覧のような立派な入り口の塔をくぐって村へと入ります。
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0386-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48705061397_a651466b36_b.jpg)
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0394-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48704898151_4804d44aa1_b.jpg)
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0390-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48704897971_7aea5e770e_b.jpg)
そのまま中央広場へ。中央広場は例によって車がいっぱい。よく見かける光景です。
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0410-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48704565508_620759ba6a_b.jpg)
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0409-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48704899186_c45a726228_b.jpg)
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0424-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48704900291_7c09c5a2cf_b.jpg)
村の教会は「サン・トマソ教会」、古くから存在したようですが17世紀から18世紀に拡張され、1932年に修復され現在に至っています。内装は17世紀から18世紀の状態を保っているということです。質素ながらも心地よい雰囲気のありました。
![Castelfranco Piandisco?_29042019-474A0417-yuukoma](https://live.staticflickr.com/65535/48704899796_64d972e15f_b.jpg)
特段、魅力的ではない普通の「美しい村」だったと思います。よくいえばこんな感じですが、正直に言えば少々がっかりな村でした。これもまた美しい村巡りの典型ではあります。
実はこのあともう一つ近くの美しい村Loro Ciuffennaへといったのですが、雨脚が強くなってきたこと、そして寒かったことから観光を諦めました。こちらのほうがやや雰囲気がよいと感じたので残念です。さらにアペニン山脈の北側に美しい村が点在しているので、ここはまた別の機会に、天候がよいときに改めて訪れようと考えています。