2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」 1-16章:ルーアン美術館での印象派フェスティバル

2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」
2016年7月 フランス「印象派とグルメの旅」

訪問日時:2016年7月17日、午後5時頃

この旅最後の印象派フェスティバル会場「ルーアン美術館」

ポン・オードメールを出発して向かったのはルーアン。そういえばこの旅一番最初の目的地であったジュミエージュ修道院は、ルーアン郊外にあったため、2日前に通過したばかりです。この街にあるルーアン美術館(musée des Beaux-Arts de Rouen)がノルマンディ印象派フェスティバル会場のひとつになっていました。

ところで、ルーアンは2011年にフランスの最も美しい村巡りをした際に一泊したことがあります。ということで5年ぶりの訪問となります。その時は大聖堂近くのホテルを選んだ気がします。大聖堂付近しか散策していなかった、むしろ夕方に到着したので実はこの街の地理が全然頭に入っていませんでした。ルーアン美術館は思った以上に大聖堂から離れていたのには驚きました。

ちなみにルーアンの郊外はいろいろな幹線道路が入りくねっていることと、セーヌ川もこのあたりで非常に蛇行しているため、運転しづらかったことは非常によく覚えており、今回も旧市街地に向かうのにGoogleのナビがあったとはいえ、少々苦労しました。

ルーアンはノルマンディ地方では比較的大きな街の一つ。市内は広いです。駐車場もしっかりと選ばないと美術館から遠くなってしまうかもしれません。幸い美術館に面する広場に公共の大きめな駐車場を発見したのでそこに駐車しました。

印象派画家たちの風景

そして会場のルーアン美術館へ。到着したのは午後5時前ですが、多くのお客さんで賑わっていました。

ルーアン美術館での特別展も内部の撮影は禁止でした。ただイベントに関しては、ウェブサイトが多少は充実しておりましたので、これらウェブサイト、そして現地でいただいたパンフレットをもとに以下描いてみます。

改めてパンフレットを見ると、つい先程見てきたジャンヌ・フォランの絵もあったようです。現地では気がつきませんでした。

ルーアンでの特別展は、いい意味で言えばこれまでの印象派フェスティバルの総集編でありましたが、逆に言えば他の会場と比べるとやや特徴に欠けていたようにも感じました。

しかし、ルーアンはやはり大きな美術館、かつ良質な絵が数多く展示されており充実していたのには感銘しました。マネ、モネ、ルノアール、モリゾー、ピサロなどの主要な印象派画家の絵がとても充実していました。ル・アーブルでもそうでしたが、パリのオルセー美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館をはじめとした有名な美術館から借りてきた絵の展示も多く、だからこそ充実した特別展になっているのだと思います。

例えばパンフレットでも使用されている以下の絵は、普段はオルセーに展示されているマネが描いたモリゾーの肖像画です。

Edouard Manet, Berthe Morisot au bouquet de violettes, 1872

Huile sur toile, H. 55 x L. 38 cm © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Hervé Lewandowski

しかし、内部写真撮影禁止だと、こうして後日あらためて日記を書くときにその時の様子を上手に伝えることができませんね。写真撮影禁止の場合はしっかりメモをとるなどするべきだったのでしょう。今後の反省点とします。

ノルマンディ地方での印象派フェスティバル関連イベントの訪問はこれで終了です。しかし、実はこのあとノルマンディ以外の場所で行われていた印象派フェスティバル関連の特別展に2回ほど行きましたので、第二章以降で都度ご紹介していきます。(第一章終わり、第二章に続く)

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