訪問日時:2016年4月30日午後3時頃
芸術の街ビルバオへ。
ビルバオ市内へ
おもしろ世界遺産「ビスカヤ橋」からネルビオン川をさかのぼるような形でビルバオ市内へ。高速、というのは憚れるくらい低速でかつ入り組んでいて、そして混雑している運転しにくい道を40分ほど進み、ビルバオ市内へとやってきました。このビルバオは、まるで天然の要塞のようで、周りを400m級の山々に囲まれ、決して広くない盆地に位置しています。
ビルバオ市内の第一印象は非常に都会的で芸術的、これにつきます。高層ビル群、そしてこの後紹介するグッゲンハイム美術館などの斬新な建築物など。とにかく都会的でかつ芸術的だと感じました。
グッゲンハイム美術館
さて、ビルバオに来た目的は「美術館巡り」です。まずは今やビルバオの顔ともいうべき[highlight]「グッゲンハイム美術館」[/highlight]へと向かいます。駐車場はこの美術館そばにある公共の地下駐車場に。とてもきれいで立派でした。
1997年にできたこのグッゲンハイム美術館、ニューヨークにあるものがとても有名ですね。こちらも学生時代に訪れたことがあります。
ビルバオのグッゲンハイム美術館、なんといってもはじめに目に飛び込んでくる入口のこの「犬」が印象的。
ジェフ・クーンズ – 『パピー』という作品とのこと。かわいいんですけど、とにかく巨大だ!
建物のデザインもなかなか楽しい。駐車場から美術館へと続く遊歩道より撮影。
とても近代的な建物は、ただ見ているだけでも楽しです。
ちなみに結構広いです。
しかし、ここの作品いわゆる現代美術が中心、ということで何が何だかさっぱりわかりませんでした笑。しかし、よくわからなくても現代美術の知識は身につけたいなんて思う今日このごろ。きちんとした解説を受けるとわかるようになるのでしょうか。
とりあえずパンフレットは持って帰ってきました。(勉強のためにフランス語版をいただきました。)
よく見ると9月30日から「フランシス・ベーコン展」ではないですか。なんてこった!
こういう体感型の作品はまだわかりやすいかもしれません。中を歩くことができます。ちょっと目が回りましたが笑。こちらはリチャード・セラというアーティストの「La Matière du Temps(時の物質?と訳すのかな)」という作品だそうです。ちなみにこれは常設の作品だそうです。まあ動かしようがないから当然か笑。
その他多くの作品は、どうやら季節毎に変わるようです。そういえばピカソの絵やアンディー・ウォーホルの作品などもありました。
ちなみに今オンラインでレッスンを受けているフランス語の先生は、なんだかこのあたりに詳しそうで、アートに関してのフリートークなんてコースもあるみたいだから、もう少しフランス語が上達したら、このコースとってみたい気がします。いつになるのやら。
作品の一覧などは公式サイトを:
グッゲンハイム美術館のカフェでピンチョス
ところで、この美術館のカフェで少し休憩をしたのですが、ここでいただいたピンチョスがとても美味しかったです。
ピンチョスに関しては、別投稿のこちらをどうぞ。
ただし、カフェ自体はあまり落ち着けるスペースではなかったです。
ビルバオ美術館(Musée des beaux arts de Bilbao)
さて、ビルバオにはもう一つ美術館があります。[highlight]「ビルバオ美術館(Musée des beaux arts de Bilbao)」[/highlight]です。グッゲンハイム美術館からは5分ほどの距離です。近いです。
こちらの美術館は、中世の宗教画から近現代の作品、地元バスク地方出身の芸術家の作品まで、とてもバランスよくコレクションされている感じでした。
あまり写真を撮らなかったので、パンフ中心の掲載ですみません。
僕にとっては、グッゲンハイムと比較すると少しは鑑賞しやすかったかもしれません。
公式サイトはこちら:
欧州文化首都関連のイベント
ところで、この美術館内にはこのようなロゴが。
これは2016年欧州文化首都のロゴ。2016年は、同じバスク県にサン・セバスティアンが欧州文化首都に選ばえています。少し離れたビルバオでもその関連イベントが行われていました。
欧州文化首都については、また後日訪れる予定のサン・セバスティアン編で少し触れたいと思います。
ビルバオ観光はこの2美術館のみ。ここは一泊してもう少しゆっくりしても良かったかなあと思いました。そして、ゆっくりカメラを持って適当に街歩きなどしてみたいものです。でも、きっとまた訪れるのだと信じております。
この後は、日程の関係で再び2時間ほどドライブ、西側のカンタブリア地方に行ってまいります。ただし、翌日はまたバスクへと戻ってくる予定です。日程調整が効率よく組めなかったためです。(続く)