訪問日時：2017年9月12日、午後5時頃
ドイツ語圏美しい村3箇所目となります。ところでスイスはフランス、イタリア、オーストリア、そしてドイツと国境を接しているわけですが、ドイツとの国境は何で形成されているのか。山？いや、実はライン川なのです。あのライン川です。ライン川の上流地域となるわけです。なおライン川はドイツとスイスの国境にあるボーデン湖から流れ出ている川です。
ライン川上流というのが非常に雰囲気の良い場所で、僕はヨーロッパの田舎の中でも特にお気に入りの場所です。以前、このエリアにスイスにあるドイツの飛び地を訪れたことをブログで書いたことがあります。
そして今回ご紹介する「Eglisau（エグリソー）」はまさにこのライン川上流に位置する大変美しい村です。前回ご紹介のベルムガルテンの次に訪れた村です。印象的なのはライン川、そして村の背後にあるぶどう畑です。やはりワイン栽培がさかんなライン川。
村の場所はチューリッヒの北部、ライン川沿いなのでほとんどドイツといったところに位置しています。がしかし、そんなドイツとの国境となっているライン川ですが、詳しく地図を見るとなぜかここエグリソーのところだけ何故かライン川の北側でもスイス領となっていますね。ここだけちょっとイレギュラーのようです。飛び地ビュージンゲンと似たような事情（だいたいヨーロッパの飛び地は宗教改革後に別れた領主がカトリック派かプロテスタント派だったかで発生したケースが多い）なのでしょうか。
さてそんなエグリソー到着は午後6時頃だったと思います。ここはスイスの最も美しい村巡り初日に訪れた通算3箇所目の村。ここではじめてのコインパーキング、つまり有料に。ところが小銭がなくなってしまった！幸い駐車場の目の前にスーパーがあったのでここで買い物をして小銭をゲット。1時間2スイスフラン、ちょっと高いかなあと。ドイツ語圏はやはり物価高いみたいですね。
村自体はとても小規模。この前に訪れたいブレムガルデンの街のように時計台はあったものの規模はこちらの方が小さかった、村のメインストリートも写真の通り、人通りもほとんどなし。そして村の散策は本当にこの広場を中心に半径100メートル程度の小ささでした。でもこのくらいがいい。
続いて印象的な村の背後のぶどう畑へ。中には階段があるのでぶどう畑の上まで行くことができました。坂意外と急でしたね。
最後は対岸へと行き村を撮影。駐車場の時間が1時間を過ぎようとしていたこともあって一旦車にのり車で対岸まで行きました。こちらは無料で路駐が可能。はじめからこちらに停めてもよかったと思いました。
美しい村巡り初日の訪問は終了。フランス側から一気にスイス入りしたこともあってちょうどこの日の疲れもピークとなっていました。この日は同じくライン川沿いにあるスイスの街「シュタイン・アム・ライン」という街に泊まりました。
