訪問日時:2010年5月6日午後4時頃
かなり駆け足気味なイスタンブール観光、おそらく時間的にも今日はここで締めることとになるでしょう。
アヤソフィアです。
先ほどいたガラタ塔から再びガラタ橋をわたって旧市街へともどってきました。かなり暑いです。シルケジ駅あたりから緩やかな坂を登って、アヤソフィアやブルーモスクのある広場へと到着します。
入り口あたりの石碑。ギリシャ語らしき文字あります。東ローマ帝国、ギリシャ正教の総本山でしたからね。
ローマ帝国、東ローマ帝国、ビザンツ、そしてイスタンブールへとめまぐるしく変わっていったこの街の変遷に翻弄されつつも神聖なる魅力を持ち続けたここアヤソフィア。今回の訪問で一番いってみたかったところでした。
アヤソフィアに入って最初に感じたのは「とても涼しい」ということ。今日はとても暑かったこともありこの気温の対比が特に印象的。でもこうした涼しさがより一層このアヤソフィアの神聖さを強調しているかのようにも思えました。オーバーな表現かもしれませんが、とにかく一歩歩くごとに歴史の重みを感じます。
全体的には、キリスト的な、とはいえやはりカトリックとは違う雰囲気。
しかし、オスマン帝国占領後の影響でイスラム的でもある。
民族や宗教の変遷は、歴史的に仕方なかったとしても、きちんと先人の残した文化を見事に調和、融合させて、自分たちの宗教観に適用させることができたオスマン帝国の偉大さを感じました。何世紀ものあいだ魅力を失わない人類の遺産を残してくれたこと、畏敬の念を抱かずにいられません。
ほんとうにこの街にやってきてよかったです。火山灰の影響による「偶然」の訪問でしたが、この偶然にとても感謝しています。
本日はこれにて観光は終了。イスタンブールにいられるのもあと2日。ゆっくり観光できるのはあと1日。明日も晴れるといいな…。
(初日終了。2日目へ続きます。)