東京マラソン2011完走! No.8 実際のペース配分と体力 #tokyomarathon

runningtokyo marathon 2011

※大震災の影響により更新が止まっていました。今回でこのシリーズは最後です。

連日書き続けてきました東京マラソン2011「完走!」シリーズもこれで最後になります。

最終回は、「走ること」に着目、自分自身のペース配分について書いてみたいと思います。

ツイートやツイキャスを踏まえたペース配分設定

まず、自分の場合は、「走りながらのツイート」「走りながらのツイキャス」をするつもりでしたので、当然ながらペース配分はただ走るよりもゆとりをもったものにしなければなりません。

東京マラソン、たしかにそうした「楽しみながら走る」人向けに制限時間も緩めに設定されている、とはいえ実際にはいろいろ「遊ぼう」とする人にとっては意外と厳しめの関門設定、制限時間設定のような気もします。

前々回も事前に目標ペース配分を細かく設定したのですが、スタート時間の遅れ、トイレのタイミング、このあたりの考慮が足りずに思った以上に苦しいレース展開となりました。雨も降った影響もありますが。ましては初マラソン。

でも今回はこうした経験を踏まえての配分を考えられるわけですし、なによりも42.195km走るということがどれくらい苦しいものなのかも理解、どこが苦しいのか、どこで足が痛くなるのか、もある程度予想できるようになっています。

そんな経験を活かして事前に作ったのがこちらの配分でした。

ペース配分設定のポイント

ペース配分を設定したポイントとしては、

・基本的に5km毎の関門通過は、”制限時間よりも30分程前”に設定

・スタート時間は前回の経験より”9時25分頃”と予想(東京マラソンスタートは9時10分)

・5kmのスプリットタイムは給水タイミングで歩く、時折立ち止まって写真撮影する等を考慮し”40分”に設定

・中間点・銀座(22km)、日本橋(23km)、浅草雷門(27km)、折り返し銀座(34km)、佃大橋(36km)、豊洲以降(38km以降)は、その前後1kmを歩く

を考慮しました。それに加えて、

・20km地点(新橋)を12:00頃通過

・32km地点(茅場町)を14:00頃通過

これを頭に叩き込んでおきました。

そして当日走った結果がこちら。

開催日(Date):2011/02/27

ナンバー(Bib number):43380

種目(Category):マラソン男子

地点名

Point

スプリット (ネットタイム)

Split (Net Time)

ラップ

Lap

通過時間

Time

5km 00:57:32 (0:37:19) 0:37:19 10:07:32
10km 01:33:28 (1:13:15) 0:35:56 10:43:28
15km 02:10:08 (1:49:55) 0:36:40 11:20:08
20km 02:53:56 (2:33:43) 0:43:48 12:03:56
25km 03:40:46 (3:20:33) 0:46:50 12:50:46
30km 04:28:43 (4:08:30) 0:47:57 13:38:43
35km 05:18:00 (4:57:47) 0:49:17 14:28:00
40km 06:14:53 (5:54:40) 0:56:53 15:24:53
Finish 06:48:51 (6:28:38) 0:33:58 15:58:51

ほぼ予定通りの、いや出来過ぎるくらい予定通りに走れたと思います。ゆったりとしたペースですが、きちんと歩いていますし、トイレ休憩などしていますし、なによりも写真撮影、ツイート、ツイキャスもこなしているわけです。自画自賛で恐縮ですが、我ながらよくやり通したと感心しました。

もしツイートやツイキャス一切なしで走ったのであれば…

以上述べさせていただきましたとおり、極めて予定通りの進行ができた東京マラソンでしたが、仮にもしツイートやツイキャス一切なしで走ったら自分はどのくらいのタイムで、ペースで走れたのでしょうか。

結論を申し上げますと、想像するに「5時間から5時間30分」だと思っています。

実際に自分はそのくらいで走れるようにトレーニングを積んできたつもりです。いわば仮とはいえ「目標タイム」を設定していたのでした。

ある程度走る力がないとツイート&ツイキャスはできない

とはいえ実際のタイムは6時間30分、制限時間ギリギリだったわけです。

ということで上で述べた仮の目標タイムを述べたところで、ここでタラレバをいっても意味ないでは、というと実はそれがそうでもなく、むしろこの想像ができないとツイート&ツイキャスマラソンはできないと思います。

なぜかといいますと、この「本来の自分の力」を把握していなければツイートやツイキャスを意識したペース配分を設定することができないと考えているからです。

ですので、トレーニングをするときもフルマラソンをそのまま走っても5時間から5時間30分くらいで走れるように鍛えるという目標を立てていました。

実際東京マラソン中に、iRunで有名になったジョセフさん、隣で何度か並走しましたが、彼はかなりの熟練ランナーだと思います。

背が高くストライドもとても長いとはいえ、普通に走るととても早いのではないかと思います。4時間は切れるのではないでしょうか。

当日の体力消耗を抑えるためのツイートやツイキャスの事前準備

見方を変えますと、途中で立ち止まってツイートしたり写真をとったりツイキャスしたりするためには、最低このくらいのタイムで走れないといけないと考えることができると思います。

フルマラソン中に立ち止まって、バッテリーやモバイルWiFiの電波状況を気にしながらツイートしたりツイキャスしたりするのは、予想以上に体力、精神力を消耗します。そういう意味では、モバイル関連機器まわりの準備も事前に入念に行っておかないと、当日さらに体力消耗の原因にもなります。

特に一番重要視していたのはリアルタイム位置情報発信。もっともtwitterをしながらのマラソンはここに醍醐味があると思っていました。

これについては、今ココなうによる現在地情報発信のリハーサル、foursquareの事前Venue登録、そしてHootSuiteによる30分ツイート予約登録等、入念に行なうことで対処、おかげさまで大きなトラブルなく運用できたと思っています。

最後に:残り17kmはリアルタイム情報発信のおかげで走れました

(大地震の影響で更新に間が開いてしまいました)

おかげさまをもちまして、高倍率にもかかわらず今回は第3回大会以来2回目の出場を果たすことができ、そして完走することができました。

自力で走れたのはおそらく25kmくらい、残りの17kmはtwitterを中心に応援してくれた皆様のおかげだと心から思っております。

実はここに自分がここまでリアルタイム情報発信にこだわった最大の理由があります。正直言いまして自力では到底42.195km走れないと思ったからです。少しでも自分に注目していただき声援を送っていいただけるからこそ残りの17kmが走れる。

そしてこれが本当に力になることをあらためて実感しました。

改めまして皆様応援ありがとうございました!(終)

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