(※相変わらず書き終えていない昨年10月のロシア旅行記の続きです)
ペトロパヴロフスク要塞を出て一旦ホテルへ。ホテルで1時間ほど休んでから再びマリインスキーにやってきました。
今日の公演はこちら。
Les Troyens (epic opera duologue)
Composer: Hector Berlioz
Principal Chorus Master: Andrei Petrenko
Stage Director: Carlus Padrissa
Costume Designer: Chu Uroz
Cinematographer: Franc Aleu
Musical Director: Maestro Valery Gergiev
Musical Preparation: Natalia Mordashova
Lighting Designer: Peter van Praet
Set Designer: Roland Olbeter
Orchestra: Mariinsky Theatre Symphony Orchestra
Baritone: Alexander Gergalov
Mezzo soprano: Natalia Evstafieva
Bass-baritone: Edward Tsanga
Mezzo soprano: Lyubov Sokolova
Soprano: Larisa Gogolevskaya
Conductor: Mikhail Tatarnikov
Tenor: Leonid Zakhozhaev
Bass: Nikolai Kamensky
Soprano: Zhanna Dombrovskaya
えっとですね、Wikipediaの日本語版がないw まー、話はわからなくてなんとかなるでしょう。入り口で記念にパンフレットを購入。一応英語版もあったのでそちらを。
いざ中へと入ります。大きさはまあ標準的なヨーロッパの劇場と同じくらいだといえるでしょうか。キラキラ輝いてます。いい感じで華美なのはロシアの特徴かもしれませんね。
さてお客さんの入の方ですが、これがまた土曜日夜なのにとても少ない…。空席だらけ。この曲目がメジャーでないこと、そして開演18時終演23時で長すぎること、このあたりが原因なのでしょうか。もっともすいている方が見やすくていい訳ですが。
ということで記念に少々高くても音響が良さそうな1階席にて第一幕を鑑賞します。
ざっと感じたことを箇条書きしてみます。
- 音響が思った以上に良い
- 演奏はやっぱりものすごく上手
- 歌手もすばらしい
- 無駄に長いけど、音楽そのものも聴きやすい、初心者向け(まあベルリオーズって感じ)
- バンダ演出が効果的、舞台裏だけでなく天井(舞台上方)などからも聴こえた
- なんと時代設定が未来というか、、宇宙&未来&SFという感じ
- レーザー照明を駆使した斬新な演出
- CGも使っている
- 透明な舞台を閉める幕を下ろしてそこにレーザー光を当てることで3D的な演出をしている
最後の3D演出はなかなか見ごたえありました。仕組みはシンプルなんですが、これオペラですよねー。驚きました。
そんなこともあって思っていたよりも早く1幕が終わったという印象。ただ席は空いていたとはいえ1階席の椅子は昔ながらの木の椅子ということもあり少々座り疲れていたのも事実。
幕間の休憩時にちょいと喉を潤すなど。
お約束のオケピも撮影。
この間に2席に移動してしまいました。意外とステージまでの距離は短いし音響はどこでも期待できそうだったからです。またこちらの席のほうが自分が持っている席よりも安いからなんとかなるかなあと。
もう全然人いないからボックス席を独り占めできるんですよね!
若干舞台は見づらくなりましたが、椅子はこっちのほうが全然楽。
その後、2幕、3幕、この独り占め状態のボックス席でとてもリラックスしてみることができました。
はじめは長くでどうなるかと思っていましたが、こうした心地良い鑑賞環境のおかげであっという間に5時間が過ぎた感じでした。もちろん演奏が素晴らしかったことも一因です。
それにしても2,3幕の休憩時にも大量に人が帰ってましたね…。おそらく最後は100人もいなかったと思います。
サンクトペテルブルク最後の夜を満喫できました。あっという間の2日間、明日はもう帰国です。
(続く)