訪問日時:2011年4月26日午後5時頃
さて美しい村巡り”以外”のシリーズです。今回の旅行のメインはなんといっても「ブルゴーニュ」地方巡り。
4月26日は、前泊していた美しい村兼世界遺産「ヴェズレー」を後にして数カ所美しい村や世界遺産を訪れ、この日一番最後にやってきたのは、こちらの「グラン・クリュ街道」。
グラン・クリュ街道とは、ブルゴーニュ地方のシャンゼリゼとも呼ばれておりまして、ディジョンからサントネー(Santenay)に行く街道です。ニュイ・サン・ジョルジュ(Nuits-Saint-Georges)、ヴォーヌ・ロマネ(Vosne-Romanee )など、世界的に有名な村をいくつも通ります。(※フランス政府観光局オフィシャルサイトより)
もちろんここへ行くことは今回の旅行の大きな目的。事前にこのような本を日本で買って準備しておりました。
関連日記:美しい村以外の訪問地(世界遺産、Route des Grands Crus、Route de Fromage) – 2011 France 準備編 No.8 –
「Route des Grand Crus」の標識を見るだけで気分は高揚してきます!
正直ブルゴーニュワインにはそれほど詳しくはないのですが、それでもどこかで耳にした覚えがある地名が連なっています。
世界に名だたるワイン「ブルゴーニュ」ですが、その葡萄畑、意外と小さいなー、狭いなー、というのが第一印象。もっと広大な葡萄畑をあちこちで見てきていますからね。
僕が通ったルートはディジョンからボーヌ方向、つまり北から南へと進むルート。村々の間はおよそ数100メートルしかありません。本当に小さな村が続くのです。
そしてしばらく進むと、ああこれは僕でも知っている「Gevrey-Chambertin(ジュヴレイ・シャンベルタン)」に到着。しばらくというかあっという間に到着といったほうが正確かもしれないです。
せっかくなのでここでカーヴに立ち寄ってみることにしました。おみやげも買わないと行けないしね、
適当に車を停めて、簡単に村を散策。シャンベルタンの村は他の村と比べるとやや規模が大きいかも。そうは言っても横断するのに歩いても10分かからない程度の小ささ。
カーヴは村の中にいくつかあったのですが、僕はこちらに入ってみることにしました。
カーヴは言ってみればワインの貯蔵庫、というかワインを貯蔵している地下室、この表現のほうが適切かもしれません。
建物の中に入ると、陽気な店主さんが片言の英語で話しかけてきてくれました。まずは地下の貯蔵庫を好きなだけ見学してきていいよ、と言われたので早速。もちろん写真もOKとのこと。
想像通りひんやりしているのですが、適度に湿度や温度もあって非常に快適な空間。
何よりもこのワインの量ですよ!
ひと通り貯蔵庫としての地下室を見学した後は、いよいよ試飲!
といっても私は車なので本当に飲むわけには行きません。舌で軽く味を見てから飲まないでそのまま捨ててしまうわけです。
試飲をしながら、店主さんが畑についての説明をしてくれました。英語ですが、店主さんもそれほど上手ではないので僕にとってはちょうどいいです。このような地図を見ながら説明してくれました。
お店の雰囲気はこのような感じ。
結局試飲したうちから3本のワインをこちらで購入しました。
さて再び車に戻って、さらにこのグラン・クリュ街道を南下します。途中でシャンベルタンの畑の写真撮影もしました。
しばらくは写真撮影と動画撮影を繰り返しながらゆっくり街道を走っていましたが、シャンベルタンからまたしばらくいった「Vougeot(ヴージョ)」で再びワインを買いました。
ヴージョは一番気になっていたワインだったんです。でも重たいのとやや高かかったので1本しか買いませんでした。実はもっと買っておけばよかったと後悔しています…。
そしてそして続けてこのヴージョの隣にある「Vosne-Romanée(ヴォーヌ・ロマネ)」へ。そうですあの「Romanée-Conti:ロマネ・コンティ」を生み出している村です。
残念ながらここへ到着したときには夕方の6痔をまわっていたために、ワインが売っているお店はもう閉まってしまったのですが、せめてロマネコンティの葡萄畑だけでも見ようと。しかしそれはどこにある??
こんなときに大活躍したのが「foursquare」です。ちゃんとチェックポイントがある!!
地図機能もついていますから、とても簡単に見つけることができました。位置情報アプリ素晴らしいです。海外パケット定額にも感謝。
※(後日談その1)
以下で出てくるのロマネ・コンティのお話、実はロマネ・コンティではなかったようです。そのとなりの畑だったみたいです。当ブログを御覧頂いた方から教えて頂きました。
そちらを踏まえて若干文章を変更しました。というわけで、あたかも行ったつもりとなって御覧くださいませ(笑)。きっと実際に見てるはず(だよね…)。
コメントいただいた方、ご指摘いただきましてありがとうございました。
(コメント削除をご希望されたということで、僭越ながらこのような形でご対応させていただきます。)
そのロマネコンティ・グラン・クリュの葡萄畑(※後日修正:実はそのとなりの畑でした^^;)はコチラです!
畑の入り口にはこのような表札がありました。
※(後日談その2)
実はこちら、ロマネ・コンティの隣のラ・グラン・リューとのこと。フランソワ・ラマルシュが単独所有する,これまた有名な畑だそうです。(ご指摘いただいた方からの情報)
といいますか、ちゃんと書いてあるじゃん^^;
そうそう、ここへチェックインしたとき、あと1日でメイヤーになれるということだったので、翌日の朝もう一度ここへ行ってみて見事にメイヤーをゲットしましたよ!
ただ現在はメイヤーの座を奪われてしまいました…。
また、いつもどおり、ツイキャスもしながらの観光でしたが、ちょうど現地時間5時前後は日本時間の夜12時前後になるので、ツイキャスでも比較的多くの方に見ていただけました。
「ツイキャスのアーカイブより」
- http://twitcasting.tv/yuukoma/movie/1446193
- http://twitcasting.tv/yuukoma/movie/1446247
- http://twitcasting.tv/yuukoma/movie/1446712
- http://twitcasting.tv/yuukoma/movie/1446826
- http://twitcasting.tv/yuukoma/movie/1446945
思ったよりも村々が小さいこと、それほど葡萄畑の規模が大きくないのかも、とは思いはしましたが、世界に名だたるワインの名前が立て続けに連なっている「グラン・クリュ街道」は当初想像していたよりもずっとずっと楽しかったです。
そしてなにより、ブルゴーニュワインの勉強にもなりました。
なぜならば、一度自らが誰の力も借りずにその土地を巡ることで地理にも強くなれるのですが、このエリアでの地理が強くなることは、すなわちそのままワインの銘柄にも詳しくなることと直結しているからです。
ヴォーヌ・ロマネのあとは、そのままさらにグラン・クリュ街道を南下してヴォーヌという街へ。この日はここに宿泊しました。
P.S
この時に買ったワイン、まだ我が家のワインセラーで眠ってますー♪
関連日記:ワインセラー届きました!
このためにわざわざ購入したんですよね。
+LOUNGE フルフラットタッチパネル仕様 12本収納ワインクーラー LNE-W312B <34467>
いつ飲もうかな…。