時差の話を引き続き。
帰りの飛行機の中で撮影した日本到着2時間ほど前のモニターの写真。
この日の便はパリでの出発が1時間30分も遅れてしまい、当初14日日曜日の午前8時到着の予定がそのまま午前9時30分となったわけですが…。
よく見ると、まだこの位置を飛んでいるのに「Current Time」すなわち飛んでいる場所の現在時間が「9:27 am」なのです。
そう、まだ西側にいるのに日本への到着時間と同じ時間なんです。
実は東方のロシア、有名な都市ですとウラジオストクですが、こちらの時間はUTC+11、つまりグリニッジから11時間も早い、日本との時差は2時間早いというわけです。
Time-j.net 世界時計 – 世界の時間と時差 http://www.time-j.net/ より
日本より西にあるのに日本より時間が2時間も進んでるんです。面白いですよね。
2時間進んでいるとどういう影響がでるか。それは当たり前ですが日の出時間と日の入り時間がそれぞれ2時間早くなるわけです。
つまり例えば真夏ですと、朝は6時くらいからようやく明るくなり、夜9時くらいまで明るい、つまりいわゆる日中の活動時間における日照時間が増えるというわけです。
まあ、要は夜でも明るいうちから「カンパーイ」ってできるわけですよ(笑)
日照時間を有効に使いたいという発想はいかにもヨーロッパ的ですね。
そう考えると、日本みたいに135/15=9ということできっちり経度に応じて標準時を決めるのってまめすぎるし意味ないなーとも思ってしまいますが、どうしても日本って、夏時間導入や標準時変更すると日の入り時間が遅くなるから残業が増えるなど、そんな意見ばかりが目立つんですよね…。
ただヨーロッパ旅行好きからすれば、時差が少なければ帰ってきたとき楽だからこのままのほうがよい気もしています。