現地時間:2014年1月28日
4日目となるこの日は朝から天候は優れませんでした。ホテルのあるサン・ピエール付近は雨。延期したヘリコプターツアーは翌日の水曜日(この日は火曜日です。)
ここでじっとしていてもしかたがないので、予定通りシラオスの谷へと向かうことにしました。
ここレユニオン島は、小さい島ながらも険しい山々が存在していて、その山によって3つの谷が形成されています。シラオスはその3つの谷のひとつで、最も険しい道程をたどっていかなければならないところ。
時折降る強い雨の中、非常に不安ではありましたが、幸い地元の軽トラックがとてもよい感じで先導してくれたおかげで、快適なドライブができました。
さらに幸運な事に、シラオスに近づくに連れて雨が弱くなり、雲の間にわずかながら青空が見えるようになってきました。
Google Mapによるとサン・ピエールから1時間ちょっとの距離でしたが、予想以上にタイトな道のりということもあり2時間近くもかかってしまいました。
幸い到着時には雨はほぼやんでおり、問題なく観光することができました。
街の至る所にこの土地ならではの建築様式「クレオール様式」の家々を見ることができます。
山道の険しいシラオスは、かつては奴隷が逃げ隠れて住んでいたという谷だとか。
現在では、レユニオン島の人気観光スぽと、トレッキングに温泉、そしてレユニオンで唯一ワインを製造しているエリアでもあり、街の観光案内所には地元のワインが売っていました。
街の協会は比較的新しいものでしたが、内部がとても素敵でした。
その後はこの場所に温泉があるということなのでその施設へ向かうため再びクルマを走らせたのですが、どうやら道を間違えしまったようで、気が付くとシラオスの街の対岸へ向かう山道を走っていました。
しかし、そこから眺めるシラオスの谷がとても絶景で美しいこと。
それにしてもものすごい地形、そして素晴らしい眺め。
このような幸運はハプニングもあって結局シラオスには3時間近く滞在してしまいました。
そして再びあの険しい山道を下って一旦海岸沿いに戻り、今度は宿泊地サン・ピエールを通過して島の最南端のサン・フィリップという街へと向かいました。
レユニオン島最南端に位置するこの街は、ちょうど島のシンボルである火山「ピトン・ド・ラ・フルネーズ」の真南に位置する街。全くと言っていいほど観光名所はないのですが、自然の椰子の実の林、火山からの溶岩が流れそれが冷えて固まった海岸などこの島ならでは自然な景色がそのまま残るエリアは、一見の価値が十分あったかと思います。
ただ残念なのは天候。到着時には小雨が降っており、あまりゆっくりとこの原始的な自然を鑑賞することができませんでした。
その後、サン・ピエールのホテルへと戻ってきました。既に夕方の6時過ぎを回っていました。
少しお昼寝をした後、この日の夜はホテルの目の前にあるレストラン「Le Bruit Qui Court」で夕食。
営業しているのかどうか不安でしたが、トリップアドバイザーでの評判は上々のようでしたので、意を決っして入店してみたところ、なかなか美味しいお店でした。
基本フレンチですが、そこは南国レユニオン、どことなくオリエンタルな味付け。
非常に美味しかったです。全然ローカルではありませんが、勧められたガスコーニュ地方の白ワインがとても美味しかったです。ちなみにガスコーニュといえば2013年のGWにおとずれているエリア。
帰りは向かいのホテルに戻るだけ、とても楽でいいです。
その後シャワーを浴びて早めの就寝。明日は早起き、タイトな山道ドライブの疲れを十分癒やさなければなりません。(続き)