訪問日時:2015年10月26日 天気:晴れ
ファドゥーツのホテル
スイス入国と同時に高速道路のヴィニエットを無事入手し、オーストリア・スイス国境からおよそ30分で、リヒテンシュタインの首都ファドゥーツに到着しました。到着時は夜の7時で日没後、夕焼けを見ながらのドライブ、しかし街についた時はすでに真っ暗になっていました。
今夜のホテルは、ファドゥーツの街の北の端当たりにあるこちらのホテルです。写真は翌日撮影。
レストラン併設、家族経営のとても暖かい雰囲気で居心地の良いホテルでした。
なお、ファドゥーツはスイスの田舎にある小さな街のようなもので、あまり宿泊施設は充実していません。ですので早めの事前予約は必須でしょう。全体的にホテルは高めな感じ、Airbnbでもいくつかありましたが、ファドゥーツの街からは結構離れているようでしたので、今回は見送りました。
ホテルでの夕食
チェックインを済ませ、荷物を部屋において一呼吸置いてから、レストランに向かいました。この日は、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンでがっつり食べてしまいましたが、そんなこと気にせず夜もがっつりいくことにしました。まあいつもどおりですね。
レストランは前述の通りホテルに併設されています。もちろんそういったところを手配しています。クルマの旅で地方に泊まる場合は、ホテルとレストランがセットになっていた方がいいです。夜遅くまで観光して到着が遅れても問題ないし、なによりもお酒を心置きなく飲める、レストランからホテルの部屋まですぐですからねー。また宿泊する場合は基本的にレストランも使ってもらうことが前提にあるので、言って見ればホテル予約と同時にレストランも予約できたようなもので何かと楽です。
さあということで早速席に案内されてメニューを見ます。基本的には本日のメニュー、一部アラカルトで注文することにしました。
そしてワインも。リヒテンシュタインは生産量は少ないですが、良質なワインをつくっている国として知られています。ということで、地元の赤ワインを注文。このワインは、リヒテンシュタイン侯爵がオーナーのワイナリーで作られているもの。ピノ・ノワール。
ピノ・ノワールにしては非常にしっかりとした重みがありとても美味しかったです。グラスのせいかな?これは絶対におみやげとして買って帰らないといけないなー。
お食事の方は、僕が頼んだのは前菜のサラダ、
そして、メインは牛のフィレ的なもの。ちょっと忘れてしまいました(笑)。いつもメニューをメモしておくのを忘れる…。
味は普通でした。一方の妻はメインでこちらの豚肉のお料理。どちらかというとこちらがスイスっぽい料理のイメージと合致します。サイドディッシュのポテトもそれっぽい感じでした。
ありがちでわかりやすいとはいえ、こちらのほうが美味しかったのではないかと思います。やはり代表的な郷土料理のほうに分があるものなのかな?
料理そのものはびっくりするような美味しさこそありませんでしたが、落ち着いた雰囲気の店内、そして良質で紳士的なサービスを提供してくれたので、総合的に考えればとても素敵なレストランだったと思います。
夕食後、部屋に戻り、シャワーを浴びて直ちに就寝。翌日は良い天気となりそうです。
ホテルでの朝食
そして翌日。この日の午前はゆっくりファドゥーツ観光の予定。朝食は8時過ぎからゆっくりと取りました。場所は昨晩と同じホテルに併設するレストランにて。朝食は宿泊料金に含まれていました。
朝食はビュフェではなく、ひと席ずつサーブしてもらうタイプ。僕はこの形式のほうが好きです。
パンも焼きたて、そして大きくてとても美味しい。ビュフェだとこういう大きなパンがないことが多いかも。やっぱり持ってきもらうのが一番いい。
また、卵もボイルなのかスクランブルなのか、あるいは目玉焼きにするのかリクエストができます。僕はボイルを選択。そうそう、この形式で出てくるので、こう食べるわけです。まさに「カリオストロの城」の光景。
日本でもこの食べ方がポピュラーになるといいんだけどなー。この方がアツアツの状態で美味しく食べることができると思います。
美味しくてそしてゆっくりできて、大満足の朝食でした。その後、部屋に戻り荷物をまとめてチェックアウト。今日はいい天気。そして紅葉も綺麗そうです。楽しい一日となりそう。クルマでファドゥーツの中心へと向かいました。
この旅最初の給油
さて、昨日そこそこ長い距離を運転したので、クルマさんも少々空腹気味。街へ向かう途中で給油することにしました。
今回のクルマは、最近いろいろ話題なディーゼル車。ヨーロッパでは主流ですけどね、今後はどうなるのだろう。
最近は原油価格が非常に下がったので、昔と比べると随分と安くなったと思います。なお、ヨーロッパは国ごとに税率が異なるので、リッターあたりの値段が結構違ってきます。同じ国でも、日本と同様場所によって随分と値段は違うとはいえ、今回の旅の経験では、「スイス>リヒテンシュタイン=ドイツ=オランダ>ベルギー」の順で料金が安かったような気がします。やっぱりスイスが高い、これは間違いないと思います。
リヒテンシュタインは税率が低いイメージがあり、もう少し安いと思ったのですが、やはりスイスに近いのと小国だということで、あまり安くはなかったのでしょうか。それでもスイスよりも安いのは確かでした。
長くなってしまったので、ファドゥーツ観光編は次回にいたします。なかなか予定通りいかないですね。(続く)