訪問日時:2019年5月1日、午後5時頃
サンレオ、サンマリノに続いて行った場所は、トスカーナの「アンギアーリ」という村。イタリアの最も美しい村のひとつに選ばれています。所属はトスカーナで、15世紀頃にはフィレンツェ共和国の支配に置かれていましたが、イタリア中部に位置するアペニン山脈の東側であることもあり、ほとんどウンブリア州に近いです。
アンギアーリへ向かう道はとても印象的!非常に長い一本道が村まで続いています。壮大な景色です。写真は村から撮影したものですが、その様子が少しでも伝われば幸いです。
なお、この道の途中にあったスーパーから撮影したアンギアーリの街。
地方の小さな村とはいえ、訪問時、ものすごい数の車で正直びっくり。そのため駐車には非常に苦労しました。はじめは無理ではないかと思いましたが、少し街から離れた、それでも徒歩5分程度のところにある住宅街の(停めてよい)路上にかろうじて停めることができました。
そして村へと向かったのですが、混雑していた理由がすぐに判明。
どうやらこの日は村中でメルカト(フリーマーケット)が行われていたからでした。
案の定、村の中はひとだらけ!非常に趣ある美しい街並みでしたが、ちょっと人が多くて落ち着けなかったかな…。
なおこの街に由来したもので有名なものとしてはレオナルド・ダヴィンチ作「アンギアーリの戦い」という絵画があります。アンギアーリの戦いとは1440年頃にアンギアーリにて、フィレンツェ共和国軍とミラノ公国軍の間で行われた戦いで、フィレンチェ共和国の勝利に終わりました。地理を考慮すると、どうしてミラノ公国と争ったのかは不思議ですが…。
このダ・ヴィンチの絵は、フィレンチェのヴェッキオ宮にあった壁画ですが、現在は存在はしているとは言われるものの失われたままなのだそうです。しかし、後世ルーベンスが模写した作品は現存しており、これはパリのルーブル美術館に展示されているようです。知りませんでした。
(出所:Wikipedia)
この村は(今後紹介しますが)ウンブリアに近いこと、そして付近に今回の旅行では訪れることができなかったこともあるので間違いなく再訪すると思います。その時はもう少し静かだといいな。
令和最初の観光はこれで終了。この日はさらに30分ほど南に行った村、ここもイタリアの美しい村に選ばれいてますが、そこに1泊します。