訪問日時:2019年4月28日、午前10時頃
この日は、トスカーナ地方の旅となりました。しかしいわゆるメジャーな場所(フィレンツェ、シエナ)などは今回は行きません。相変わらずマイナーどころですが、美しい村を2箇所巡りました。しかしこの日の宿泊はサン・ジミニャーノ、世界遺産の街です。
さて4月28日、最初の訪問地はこれもまた世界遺産となっているヴァル・ドルチャの少し北側にあるBuonconvento(ブオンコンヴェント)という村です。イタリアの最も美しい村に選ばれています。
ちなみにヴァル・ドルチャはここへ向かう途中通過してきました。あとで気がついたのですが、ヴァル・ドルチャでたまたま撮影した街が、実は世界遺産に選ばれていました。ピエンツァという街でした。時間があったからゆっくりしていけばよかった…。まあいつかいくでしょう。
さてブオンコンヴェントですが、そのヴァル・ドルチャからは15分くらいのところにあります。どうせ小さい村だから空いているだろう、と思っていたら思った以上に道路が混雑。不思議に思っていたのですが、実はこの日はこの街で自転車レースが開かれるのが原因だったようです。
どうやらここはゴール地点のようです。
そのためか自転車関連のグッズがたくさん売っていました。
この街は中世の頃1370年あたりに造られた城壁に囲まれた古い街です。一部の入口の門は1944年、第二次世界大戦中にドイツに破壊されてしまったものの、現在でも多くの城壁が残っています。
なお駐車場は城壁周りにたくさんあります。この日は前述のようにいっぱいでしたが。
城壁ではありますが、現在は普通に住居になっているようでした。
上の写真の門をくぐると、反対側の門(があったとされる場所)までメインストリートが1本道。脇の道は現在も人が住む住居エリアとなっています。メインストリートにはお店、飲食店が多く揃っています。
この日は自転車レースが行われるとあって、レース関連のパンフレットが売っていたり、日雨曜日ということもきっとあるでしょう、いろいろな屋台(だいたいオリーブオイル、チーズ、ハムなどが売っている)があって面白かったです。旅行だとこうした加工食品系はあまり買って帰れないのが残念なところ。 (屋台とか自転車のパンフの屋台とか)
メインストリートで目を引くのがまずは教会。サン・ピエトロ、サンパウロ教会(Chiesa dei Santi Pietro e Paolo)、1100年ころに造られたもので、以降修復を繰り返し現在も当時と同じ形を維持しています。おっと写真が良いのがないので省略。
そして時計がいっぱいあるこの時計塔、市庁舎です。この村の一番のシンボル。現在は7つしか時計がありませんが、昔は9個の時計があったそうです。
さて路地裏。住居になっています。思ったよりも高く感じます。日当たりはあまり良くなさそうですね。洗濯物が割と干してあるのに、一応絵になって違和感ないのが不思議。さすがイタリアです。
のんびりと村をひととおり一周。その間にレースが始まったりしないかと思っていましたが、やっぱりゴール地点だからまだまだのようでして。次の予定もあるので、レースは見ずに次の目的地へと向かいました。