訪問日時:2013年5月13日午後5時頃
D964号線上に3つ連なる美しい村、最後に訪れたのはここカステルノー・ド・モンミラル。
この日通算6カ所目の美しい村、時刻は既に夕方の5時を回っていましたが、天気もよくそして空もまだまだ明るい。ピュイセルシーからは10分から15分程度でした。
カステルノー・ド・モンミラルの歴史について軽く説明しておきましょう。
この村は、1222年頃、トゥールーズ伯レイモンド7世によって建てられたバスティードで、この後起こる幾度の戦争時には戦災、占領から免れた歴史を持つようです。
例えば百年戦争。この時、イギリス軍は近くの大都市アルビを占領するのですが、幸いにもここカステルノー・ド・モンミラルは攻撃から逃れることができたのだとか。
また、宗教改革時には、プロテスタントの代表であったブリュニケルからの攻撃を撃退。
どうやらカステルノー・ド・モンミラルは宗教改革時には「カトリック側」だったようですね。プロテスタントが主流となった街を追放されたカトリック教徒たちの引き入れも行なっていたんだとのこと。
ブリュニケルとは目と鼻の先のような距離なのに、どうしてこうも宗派が異なるのでしょうか。本当に不思議ですね。
上の写真は村へ向かう手前で撮影したもの。このような場所にクルマを停めて撮影しました。
さて、引き続きクルマを走らせ村へと入ります。非常に整備された駐車場がありました。
駐車場からの眺めはご覧のとおり。
駐車場から中央広場へと続く路地を歩きます。
広場が見えて来ました。
小規模ながらもとっても綺麗な状態が保たれている広場。市庁舎とホテルが2件ほどありました。もう少し遅めの時間だったらきっと泊まっていったに違いない。
この広場で小さな可愛らしい女の子が緯度の周りで走り回って遊んでいました。
この子たちにとっては、この美しい村が日常の光景なんですね。
もちろん教会にもいってみました。この広場の裏の方の路地にありました。
教会の内装は、ピュイセルシーの教会と非常に似ていますね。
その後はこの小さな村をぐるりと一周。
1時間もかからない滞在でした。
まだ日没まで時間が十分にありますので、行けるところまで行きます。