訪問日時:2019年5月3日、午後2時頃
5月3日の美しい村巡り、同じくマルケ州ですが今度はアドリア海側にやってきました。この日3箇所目の美しい村になります。グロッタンマーレという村です。記録によれば村の歴史は11世紀ころから始まったとされます。
午前中は曇りの天気でしたが、2箇所目の美しい村サンジネージオを出発するころには天気は晴れになっていました。ちょうど海へ着くころには快晴!快晴のもとのドライブ、気持ちいいですね。
次の目的地グロッタンマーレの村まではアドリア海に面した高速道路を30分程度南下して向かいます。思ったよりも海の近くを走るので景色は最高でした。グロッタンマーレの村を1キロほど過ぎたところに高速の出口がありそこから少し北へと戻ります。
グロッタンマーレの村の中心は、海から少し離れた丘の上にあります。この丘の下にちょうど先ほど通ってきた高速道路が走っています。この丘のところはトンネルとなっています。
と地理は把握できたのですが、海沿いを走る幹線道路SS16号線からこの丘へと登る道を見つけるのに一苦労しました。思った以上にこの幹線道路SS16号線の交通量が多かった…。
それでもどうにかして丘の村側に向かう小道を発見しそこに入ることができたのですが、次に待っていた困難は駐車場探しでした。これもまた一苦労。どうやらこの細い道に路駐するしかなさそうでした。今回いろいろあって大きなSUVを借りていたのですが、運良くやや広めのスペースが空いていたのでそこにきれいに車をおさめることができました。
なお、この村の駐車場は我々が入ってきた道とは反対側、村の南側からだと簡単に見つけることができたようです。グーグルマップを見るとかなり大きな駐車場でした。はじめにここを見つけられればよかったです。
さらにグロッタンマーレには駅があり、駅前にも無料の駐車場があったみたいです。これもGoogleマップで確認できます。
さてグロッタンマーレはアドリア海が一望できる丘の上にそびえ立つ大変美しい村です。お昼すぎ、シーズンでない、平日だったためか、非常に街はひっそりとしていましたが、それがかえって心地よさを醸し出していました。
我々が見学したのは丘の上の古い街並み。海はすぐそこ、おそらく夏には多くの行楽客で賑わうことでしょう。海あり山あり、マルケ州よいところです。
ここでも修復工事を比較的目にしたのですがやはり3年前の地震の影響なのでしょうか。しかしこの村は比較的修復が進んでいるのか、綺麗になっているところが多かったです。
さてきれいに整っている村の中央広場は必見です。アーチ状の展望台からはアドリア海が一望できます。美しい。
中央広場にある彫像は「シクステゥス5世」という16世紀後半のローマ教皇(在位:1585年 – 1590年)です。この村出身のローマ教皇ということです。
教皇シクステゥス5世、wikipediaによれば
教皇領の治安回復、ローマ教皇庁の財政立て直しに辣腕をふるい、公共事業に惜しみなく投資して都市ローマを現代に近い形に整備した。批判も多いが、残した業績の大きさでは歴代教皇随一である。
ということです。 この広場、我々が訪れたときはとてもひっそりしていたいのですが、どうやらSan Giovanni Battista教会、Santa Lucia教会などなどと見どころが揃っていたみたいです。全く入れなかった残念です。
また街の南側にも教会(サンタゴスティーノ教会)があったようですがこれもまた気が付きませんでした。
それでも非常に町並みは美しく、なによりきれいなアドリア海が一望できる環境がすばらしかったです。
この日の精力的な美しい村巡りはもう一件続きます。