Montefalco(モンテファルコ)-★★★★☆:イタリアの最も美しい村巡り No.17

イタリアの最も美しい村
イタリアの最も美しい村北イタリア旅行2015年9月

訪問日時:2019年5月4日、午後3時頃

この旅で最後のイタリアの最も美しい村となります。ウンブリア州の中心に位置するモンテファルコは、ワインの一大産地として有名。この地域独特の品種、サグランティーノ種というとてもフルボディーで鮮やかな味わい色合いのするぶどうでできたワインがとても印象的です。

ワインの名産地かつイタリアの最も美しい村

3日前にこのモンテファルコからそう遠くないウンブリアの村「モントーネ」にて、美味しいレストランのあるホテルに1泊したのですが、そのレストランで勧められたのがサグランティーノ・デ・モンテファルコでした。これが今まで体験したことのない深くパワフルな味わいで感動したのでした。

こちらがその時にいただいたワイン。

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過去の投稿より:Montone(モントーネ)-★★★★☆:イタリアの最も美しい村巡り No.8

それから数日後、つまりこの日ですが、次に行く美しい村を探していたとき、なんとこの「モンテファルコ」がイタリアの最も美しい村のひとつに選ばれていることが判明。さらに直前に訪れた世界遺産「クリトゥンノの小神殿(イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡)」から15分程度の距離。行くしかありません。

過去の投稿より:2019年4月イタリアNo.7:世界遺産、サン・サルヴァトーレ聖堂、クリトゥンノの小神殿(イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡)

モンテファルコに近づくにつれて、まわりは広大なぶどう畑、そしてあわせてオリーブ畑も広がって気分も高揚してきました。そして小高い丘の上に、一部城壁に囲まれた美しい村に到着。村の城壁から数10m程度離れた場所に広大な公共駐車場がありました。非常に大きい。大型の観光バスも30台は余裕で止められそうなスペースでした。観光バスは1台も停まっていませんでしたが笑。やはりワインの名産地ということで観光客が多いということなのでしょうか。

駐車場から地下道を通って城門のあるサイドへ移動。門をくぐり緩やかな上り坂が続きます。

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真っ直ぐ行くと村の中央広場に着きますが、両サイドにはエノテカ、カフェ、レストラン、おみやげ屋が連なっています。観光客が多いのだなあと改めて思いました。

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広場に到着して、この日はまだ朝ごはんしか食べていなかったので、軽く昼食を。今晩は豪華なオーベルジュに宿泊するので軽めに。ちょっとだけ地元のワインを。もちろんサグランティーノを。

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中央広場は、思ったよりも広く、市庁舎をはじめ古さ、ヨーロッパらしさを感じさせる建物に囲まれておりました。

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村には15世紀に作られたというサン・フランチェスコ教会(そういえばアッシジはここからとても近いところにあります。)があり、ここは博物館(Museo Civico di San Francesco)になっており有料で見学することができました。教会が所有している宗教絵画等を見ることができます。また一部写真撮影は禁止でしたが大変美しい教会内部も見学することができました。

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さらにこの博物館の入場料にはワインのテイスティングが含まれていました。 しかし我々は後述しますが村郊外のカーヴに行くことにしていたのでここでは買い物はしませんでした。 駐車場とは反対側が正門のようでした。こちらからはウンブリアの広大なぶどう&オリーブ畑を見ることができました。

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モントーネでいただいたワインのカーヴを見学

一通り村の観光をした後はおみやげのワインを購入しに村郊外のカーヴへと向かうことにしました。グーグルマップで調べてみると、村の郊外に著名なモンテファルコワインのカーヴが点在していることがわかりました。そのなかで先日モントーネの村でいただいたこちらのワインのカーヴもあったので、ここを訪れてみることにしました。ネットで調べる限りこの日はカーブが開いているようなので向かってみることにしました。

訪れたカーヴ:TABARRINI

現地には村から数分で到着。

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場所は問題なく発見できたのですが門が閉まっている。しかし、我々の存在に気がついたのが自動ドアを開いていただき中へ入ることができました。車を停めると数人の造り手さんが近づいてきて、英語でビジネスマンかそれともワイン愛好家のどちらかと聞かれました。もちろん「We are wine lovers.」と答えました笑。

彼らの話によると、翌日くらいから敷地内にある建物を回収するためにしばらく見学不可にする予定、いやもう今日も閉めてしまおうと思ったようですが、ちょうど我々がやってきたのでわざわざ開いてくれたそうです。運が良かったです。

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続けてどこから来たのか等の簡単な質問を。ここは無難に日本・東京からと。

そして数日前にウンブリアの小さな村のレストランでこちらのワインをいただきそれがとても美味しかったので訪ねてみた、と伝えてみたところ、非常に嬉しそうにお礼を述べ、どこのレストランだ?と逆に聞かれました。レストランの名前はすぐ思い出せなかったのですが、ここから北に行ったモントーネという小さな村にあるレストランだ、と言うと先方はすぐにどのレストランなのかわかったみたいでした。

どうやら生産量が限定されるため、良質なワインの提供先はしっかりと選定しているらしいのです。おそらくどの造り手も行っていることなのでしょう。

そしてどのように作っているのか見学したいか、と言われたのでもちろんと答え、地下にある醸造施設に案内してもらう事になりました。階段で地下へと向かいます。入り口にはこちらのPCが。ここでもろもろ管理しているようでした。

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しかし、ドアの開閉や照明などの操作はタブレットにて行っているようで、こちらが想像していたよりもずっと現代的でした。案内してくれた方もかなり若い方で、英語も大変上手で受け答えにも高い教養を感じました。

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生産量の関係で良質な、よいビンテージのものと分けて保存、生産しているというのは彼からこの製造現場で改めて聞くことができました。

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見学後、簡単な試飲、もちろんこれらは一見さん用なのでしょうがとても美味しかったです。そしてしっかりとサグランティーノワインを購入。最後にこちらがカーヴを去るときまで終始笑顔での歓迎を受け、非常に嬉しかったです。

こちらのワイン、日本で購入できるのかはよくわかりませんが、もし見かけることがあればぜひとも購入したいと思います。ただサグランティーノは日本ではあまり見かけないような気がします。

今回の旅、一番最後のイタリアの最も美しい村は村の景色もワインも素晴らしいところでした。

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