Date and Time – 2025:06:01 13:25:23
続いてご紹介する村Marcolèsは、こちらもまた2024年9月に新しくフランスの最も美しい村リストに追加された村です。この村のあるCatal県は、決して交通の便が良いわけではありませんが、この付近にはいくつかの良質な美しい村があるとてもよいエリアです。
村に到着したのは月曜日の午後1時過ぎ。6月のはじめで本格的なバカンスシーズンではないこともあり、村にいた観光客は我々含めて2,3組程度でしたでしょうか?村の中心からそう遠くないところに広めの駐車場(無料)があり、そこには公共のトイレもあるので、観光するにはとてもよい環境が整っっていると思います。またこのあたりは有名なAOCチーズもあり、さらには栗の名産地とのことで、食事に関する環境もよさそうです。実際、街の中にはミシュラン1つ星に選ばれているレストランもありました。オーベルジュなので、もしいつかこのあたりを訪問することがあったら泊まってもよいかもしれません。美しい村の宝庫アヴェロン県にも近いので、いずれ2周目のフランスの美しい村巡りをすることがあったら、このことを忘れないようにしたいものです。
さて村についてですが、これといって目立ったモニュメントがあるわけではありませんが、カンタル地方独特のグレーの石で作られた家々と街中至る所で咲いていたバラの花の赤い色とのコントラストがとても美しく、あわせてほとんど観光客がいなかったこともあり静かに落ち着いていたので、とてもよい雰囲気の中で散策できたと思います。近年、フランスの美しい村は観光人気が高いので、7月以降はもっと多くの人で賑わうのかもしれませんね。村の観光業を考えればそのほうがよいのでしょうが、やはり美しい村は静かに鑑賞したいものです。
村の詳しい説明は以下を参考にしてください。
🏰 マルコレの概要
マルコレは、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏のカンタル県南部に位置する中世の村で、人口600人未満の小さな集落です。アウリヤックから南へ約20km、自然豊かなシャテーニュ地方にあり、面積はおよそ53km²。村の起源は12世紀(あるいは10世紀)まで遡り、当時はモールスとアウリヤックを結ぶ交易路沿いに発展した繁栄の地でもありました。
🔑 マルコレの特徴
- 中世の城門と城壁が良好に保存 村には「ポルタイユ・バ(下の門)」と15世紀末の「ポルタイユ・オー(上の門)」という2つの門が残り、それらを結ぶ「リュー・ロング(長い通り)」が村の中心軸になっています。
- リュー・ロングとルネサンス様式の建物群 石畳のリュー・ロング通り沿いには、ルネサンス期の美しいファサードが並び、村の歴史的中心部を形成しています。
- サン=マルタン教会(13〜14世紀) 南フランス・ゴシック様式の教会で、12世紀の修道院跡に建てられました。内部には彩色木像や説教壇、レターブルなど歴史的価値のある宗教美術品が多数あります。
- 歴史的建造物と町並み 修道院跡、領主の塔、石畳の小道、アーチ型の地下室、13〜15世紀の城壁など、豊かな中世遺産が随所に見られます。
- サンティアゴ巡礼路の一部 マルコレは、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の一部に位置し、歴史的かつ精神的な意味合いも持っています。
- 「小さな個性ある街(Petite Cité de Caractère)」認定 2014年にこのラベルを取得し、その文化的・建築的価値が広く認められています。
- 栗の産地と郷土文化 栗の名産地「シャテーニュ地方」にあり、地元の栗製品や近隣のAOPチーズ(カンタル、サレールなど)も楽しめます。
- 近年の保存と復興の成功例 かつては過疎化により衰退していましたが、近年では歴史的建造物の修復と地域活性化が成功し、再び注目を集めています。
つまりマルコレは、中世の雰囲気が色濃く残る石造りの村で、美しい教会や門、石畳の小道を散策しながら、地域の自然と文化をゆったり楽しむのに最適な場所です。