Mélin(メラン)- ワロンの最も美しい村巡り No.30 -★★★☆☆

2017年 ワロン地方巡り
2017年 ワロン地方巡りワロンの最も美しい村巡り世界の最も美しい村巡り

訪問日時:2017年7月21日、午前12時頃

いよいよ最後のワロンの最も美しい村です。当初はベルギー東部のリエージュ側に行く予定がなかったため、1回の旅行で完全制覇するつもりはなかったのですが、思った以上にワロン地方が小さく時間に余裕ができたため、結果的にリエージュ地方にある美しい村を訪れることができました。

今回ご紹介する村はブリュッセルから南東1時間弱のところに位置してます。確かにほのぼのとした田舎でしたが、いままでの村と比較すると平地の中にあること、またこれまでよく見かけてきたような森がなかったこともあり、どことなく他の場所よりも都会な雰囲気を感じました。

村に到着したのはちょうど正午ころ。この日は天気もよく暑い日差しの中の観光となりました。村は平地に位置すると言いながらも、実際の中心はやや小さめな丘の上にありました。駐車スペースは偶然にも旧市街教会すぐ脇に見つけることができましたが、一般の訪問者向けのスペースは見当たらなかったので、もしかすると駐車スペース探しに苦労するところなのかもしれません。以下の写真のような感じで駐車しました。僕のクルマは左手前のちょうど木の真下にある車です。

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ちょうどクルマを停めたあたりの道はいかにもベルギーらしいパヴェ(石畳の道)でした。ベルギーらしい、というのはフランスなどと比べるとやや大きく角に丸みを帯びている石が特徴的だと思ったからです。より詳しい石の情報については、教会に掲げられていたプレート(写真はさらに下に掲載しています。)の右下に書いてありました。このあたりはGobertange(ゴベルタング)の谷の入り口に該当するらしく、石はその谷で多く採取されるもので、このあたりの建築で使われており、このあたりの特徴的な光景を彩るのに貢献しているとのことです。

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このあたりは遠くから村を眺めた時に一番印象的に見えてくる教会(一番上の写真です。)の裏の道。まずまずの雰囲気のようではありますが、電柱、電線が邪魔で残念でなりません。日本みたい…。

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そんな電線の影響もあり教会の全景は近くからではなかなか上手に撮影できませんでした。

教会の中には時間帯が悪かったせいなのか入れませんでしたが、入り口に説明書きのプレートがありましたのでそれをもとに簡単に教会についての紹介をしてみます。

教会の名は「L’Église Notre-Dame de la visitation」と言います。日本語では表現しづらいので現地語(フランス語)で書いておきます。いつからからはわかりませんが、教会は16世紀以前からこの村にあったようなのです。ただし、16世紀に宗教改革の争いの中で1543年火事で消失してしまったようです。その後1780年になってネオ・クラシック形式の教会として再建されたようです。

この教会がある地区以外は、普通の住宅地の雰囲気でしたが、どことなく古い石造りレンガ造りの建物があったりと趣十分だったと思います。

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そういえばフランスの最も美しい村では必ずあるといっても過言ではない第一次世界大戦で犠牲になった子どもたちを追悼する記念碑がありました。フランスの文化圏であることを強く感じる光景でした。

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以上、2017年7月15日から21日までの7日間かけてワロンの最も美しい村全30箇所を完全制覇達成です。この場所に記録を残すのには、随分とかかってしまいました。しかし、まだまだヨーロッパの美しい村巡りは続きます。(ワロンの最も美しい村巡り 完)

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