Morella（モレッラ） – スペインの最も美しい村巡り No.5

訪問日時：2016年4月25日正午頃

テルエル、バレンシア内陸の美しい村巡りは続く

怒涛の美しい村巡りが続きます。既にご紹介の通りこの辺りは12世紀ころにイスラム勢力との争いの拠点にもなったであろう城郭都市が点在しており、その関係で美しい村に選ばれた昔ながらの小さな街、村が数多く存在するエリアです。

この日3つの訪問は「Morella（モレッラ）」。位置はこのあたり。

ちょうど到着したのはお昼を回ったところ、だいぶ日差しも高くなり暑くなってきました。上着はもちろん持っておりますが、散策しているうちに暑くなるかもしれません。

観光設備も充実の美しい村

このモレッラ、この日これまで訪れた2つの村と比べると規模も大きく、そして観光客も多いです。高台に造られた村の真ん中頂上に立派な城が。

そして、観光客向けの整備も進んでいそうです。これはかなり期待できそうです。

当然駐車場も完備です。すばらしい。

さらにおみやげ屋やさんも充実、ということは食事ができるかも！

まず立派な門をくぐり城壁の中へ。すぐ入ったところにインフォがありました。まずここで地図をゲット。フランス語のものもあったので、そちらを見ながら観光することにしましょう。

さらにはついに見つけました「スペインの最も美しい村公式ガイドブック」、こちらを購入。

そして、とりあえずシャトーと教会が村の中心にあるようなので向かうことにしました。この村、おみやげ屋さんはもちろんのこと、レストランも結構あるようですね。

ランチをいただく

思った以上に順調に予定を消化していることもあり、ここでゆっくりめのランチをすることにしました。

メイン通りのお店をざっと眺めながら、そしてトリップアドバイザーの口コミ情報などをもとに選んだのはこちらのお店。評判がとてもよいお店のようです。

Restaurante Daluan

やや路地裏にあるので見つけづらいかもしれません。でもメインストリートに看板があるので、それさえ見逃さなければ大丈夫。

どうやらランチメニューがあったので、特段何も考えずにそれを選択。メニューはこちら。

はじめは前菜（プリメロス Primeros）もチョイスするのかとおもいきや、どうやらここに書かれているものはすべて出てくる模様。選ぶのはメイン（セガンドス Segundos）とデザート（ポストレ Postres）。“a elegir”が選ぶって意味のようですね。

前菜については、特に美味しいと思ったのはクロケット（コロッケ）。クロケットはクリームコロッケ、ここでいただいたもののの中にはポテトは入っていませんでした。そして中身はお肉です。日本でもお肉系のクリームコロッケがはやるといいのにな。メインは子羊でしたが、正直これはいまいちでした。素材がダメでしたね。味つけはとてもよいのに残念です。デザートはおいしかったです。

あと、ちょっとだけワインを頼んでしまいました。

またパンは自家製のようでこれがとても美味しかったです。

村巡り再開

食事を終えて村巡りを再開します。とりあえず一番てっぺんにあるお城を目指しましょう。村でおそらく一番重要な教会「サンタ・マリア・ラ・マヨール教会」を通過、ここは内部には入れませんでした。

そして、そこから1分ほどで目的地に到着です。

廃墟も大きく立派なお城

まず入り口で入場料を支払い、地図と簡単な歴史が説明してあるパンフレットをいただきました。無条件に英語のパンフレットが渡されました。せめてフランス語でほしいのに…。

ここでこの村の歴史を、このいただいたパンフレットをもとに簡単に説明いたしますと、この城郭都市、城は、正確な年代はよくわかりませんが、イスラム王朝（後ウマイヤ朝）がスペインを占領してた頃（714–1231）に建てられたものであり、非常に強固な街だったようです。そして、その後、キリスト教勢力がこの地を奪還、街がキリスト教化されていきます。現存する教会などは13世紀以降のものというわけです。

城の真下には、ご覧のようにキリスト教の教会で多く見られる礼拝堂の跡が残されています。