訪問日時:2017年7月16日、午後4時頃
この日は非常に精力的にワロンの最も美しい村巡りをしておりました。午前までにすでに3箇所、そして、一旦離脱してとある世界遺産を見に行っていましたが(もちろん後日詳細ご報告します)、午後3時をまわりこの日から3泊お世話になるデュルビュイの街へ向かう途中にさらにもう2箇所の美しい村に訪問しました。
本日4箇所目の村がこちらの「Mozet(モゼ)」となります。村の位置はワロン地方の人気観光地ナミュールとデュルビュイのちょうど中間くらいです。到着は午後4時当たり、気温はそう高くないですが思っていたよりも湿度が高かったような気がします。
駐車場は村の中心にある教会に隣に十分なスペースがあったので、難なくクルマを停めることができました。駐車場、写真を撮り忘れてしまいましたが、次の写真はその駐車場からの写真です。駐車場探しは難しくありませんが、もし訪問の際、ご心配でしたらぜひこの光景を覚えておいてください。
さて、とてもきれいに整った村、駐車場には以下の写真のような村を紹介するパネルがありました。手書きの地図いいですね。このあたりはフランス語圏なのですが、村にある説明のボードはベルギーの公用語であるフランス語とオランダ語が併用されています。もちろん英語表記もありました。とはいえ歴史的なことはあまり書いておらず「ようこそこの美しい村へ!」くらいしか書いてありませんでした。
村の教会は「サン・ランベール教会(L’Èglise Saint-Lambert)」、1775年に建てられたものですがその全身はすでに1188年からあったそうです。
教会のある小路を散策。かわいらしい景色が続きます。この村はこの日一番の美しさでした。
今でも普通に人が暮らしています。田舎暮らしは退屈しそうとはいえ、こんなふうに暮らせたなら本当に優雅だなあと思います。
村の建物に関する説明があるパネルはこのロード(Lord)のお屋敷にもありました。立派です。
このお屋敷から振り返って見た村の眺めがなおさら美しかったです。
ワロンの最も美しい村に共通することですが、わずか8箇所程度の訪問とはいえこれまでにわかったことは、このあたりの記録としてはっきりと残っている村の歴史は18世紀前後からようですね。先程ご紹介の教会も1700年代に建てられたものですから。ワロンは絶対王政時代のフランス・ブルボン王朝の支配下にあったということで、言葉ももちろんですが、教会を含む村の建物の雰囲気は非常にフランス的な要素を感じます。
ホテルを手配しているデュルビュイへ行く前にもう一件立ち寄れそうなので次回はそちらの村の案内をいたします。