Rodemack（ロドマック）- フランスで最も美しい村巡り2011 No.47 –

訪問日時：2011年5月1日午後1時頃

項目	概要	評価
総合評価	総合的な評価です。	★☆☆☆☆
行きやすさ	行きやすい、見つけやすいほど高評価	★☆☆☆☆
見所の多さ	見所、見ごたえが多いほど高評価	★☆☆☆☆
駐車しやすさ	見つけやすさ、停めやすさ、広さなど	★★★★★
レストラン	レストランの有無や数など	★☆☆☆☆
お店	お店（おみやげ、飲食）の有無や数など	★☆☆☆☆
ホテル	ホテルの有無や数、泊まりやすさなど	★☆☆☆☆

気がつけば既に47回目。

Rodemack（ロドマック）は、4月17日からおよそ2週間以上にわたり続いてきたこの「フランスで最も美しい村巡り2011」の締めくくりとなる村、このシリーズの最終回です。

直前に訪れたアルザスの美しい村からは少しは慣れてロレーヌ地方、ロレーヌの中心都市メッスの北に位置しています。ルクセンブルクとの国境にほと近い村です。

宿泊していたナンシーを出発、朝一番でメッスに立ち寄ってからやってきたこちらの村。ナンシー、メッスから北に伸びるルクセンブルクへと向かう高速道路を途中で降りてロドマックへ。

ところどころに美しく咲き乱れる菜の花畑に囲まれた丘陵地帯を気持ちよくドライブ。どうやら村の入口に到着したようです。これは期待できそう！？

なんて思ったんですけど…。

とりあえず村の中心へ。

ん？なんだか怪しい雰囲気。嫌な予感。でもそれが見事に的中…。

いたって普通なんですけど…。家が石壁じゃないし石畳の道、まああるのですが別にこれといって特徴はないし…。

そりゃよく見るといかにもフランスらしくすてきな家だったりはするけれど、、ここ美しい村ですよね…。

しばらく歩いているとシャトーに行きそうな道を発見。登ってみよう！

がしかし、シャトー、といっても改装工事中で見所ゼロな感じでしたが、そんなシャトー（っぽいもの）すら中に入れず気がついたら村を一周していました。見るとこないじゃんｗｗｗ

でもなんだか正門のところまでたどり着いたので、ちょっと期待したのですが、まさかのまさか！！！

ネオン看板ですよ（笑）　まだ昼間だからよいのですがこれ夜光るんですか…。やめてくださいよ…。一応歴史ある美しい村なのですから。

なんだかロレーヌ地方の、このエリアの「小カルカッソンヌ」って呼ばれてたみたいですが、何言ってるんだーって感じのしょぼさでした。

こ、これで2011年の美しい村が巡りが終わるなんて…、がっかり感は半端無かったです。

まあでも、あれから4ヶ月あまり、あらためて当時現地で感じた心境を思い起こすと、それはそれで楽しく観光していたような気がしてきました。

公式サイト：Rodemack

ということで、今回の2011年は、昨年の30を大きく上回る合計47もの美しい村を訪問しました。通算では77の村を訪れたことになります。

フランス全土に150あると言われる美しい村、つまりまだ半分程度しか回っていませんが、この2年間でおおよその主要な村にはいけたと思っています。

すべての美しい村が煌びやかで注目に値する、訪問に値するというレベルでないのは確かです。しかしこれはいろいろな村を実際自ら足を運んで観光して体験してはじめてわかることです。だからこそ、本当に美しい村に巡り会えたときにより感動するのだと思います。

しかし村の良し悪しや好みはともかくとして、美しい村巡りを通して、観光による地域活性化を目指し、そして歴史を伝統を後世に伝えていくという姿勢には改めて感心させられました。

これらの村は、日本の田舎と比べてもすっごく閉鎖的で不便だと思うんです。それでもちょっとした知恵と工夫でこれだけの観光資源として村々を活性化できる、「フランスで最も美しい村協会」のコンセプトは大変素晴らしいと思います。

というわけで、長きにわたって連載してきたこのシリーズは、今回で最終回となります。

しかし、来年以降まだまだ僕のフランスで最も美しい村めぐりは続きます。完全制覇目指してがんばりますよ！

（フランスで最も美しい村巡り2011　完！）