訪問日時:2016年4月30日午後7時頃、1泊
最も人が多い最も美しい村かもしれない。
ビルバオからカンタブリアへの道のりはアップダウン多し
サンティリャーナ・デル・マルは、カンタブリア地方にある最も美しい村。近くにはサンタンデールという大きな街があります。本当はブルゴスから向かいたかった、そのほうが圧倒的に効率がよかったのですが、いろいろその後の都合、天候の都合もあり、ブルゴス→ビルバオ→サンティリャーナ・デル・マルというルートを選択。
おそらく地理感覚がわからないとなんだかよくわからないと思います。
それにしてもビルバオからサンタンデールの区間の高速は本当に走りにくかった。景色はいいのですが。翌日も同じ道をさかのぼることになるのですが、そのときも辛かった…。
最も人であふれる最も美しい村?
それにしてもあっちもこっちも人だらけ、車でパラドールにたどり着くのにとても苦労しました。どうにかして村の中央にあるパラドールに到着したものの、駐車場がよくわからず、結局その中央広場を通りすぎて村が終わりかけた当たりの小さなスペースに車を駐車。幸いそこからパラドールまでは徒歩1分程度、荷物を持って行っても問題ない距離。今夜のクルマの置き場所はここで決定。
チェックインを済ませて一旦部屋に荷物を於いた後、夕食までまだ時間があったので、それまでの間、街散策にでかけました。パラドールが面する中央広場マヨール広場には、クラシックカーの大群が。なにかイベントか愛好家たちの集まりなのかな。
ヨーロッパの古い街には本当にクラシックカーが似合います。
それにしても驚いたのはその人の多さ!地球の歩き方に載るのも納得。
街角の風景は、さすが美しい村に選ばれているだけあって、とても素敵なのですが、とにかく人が多くてあまり落ち着かない…。それでもフランスのエズよりはましかも。
ただ、到着した時間が遅かったせいか、村のシンボル参事会教会の中を見ることができませんでした。これはロマネスク様式の教会で、12世紀中頃に造られたものだそうです。
しかし、見渡す限り人だらけ。こんな美しい村はフランスでもスペインでもイタリアでもはじめて。ちょっとうんざりしてしまいました。
そんな人混みの影響、そしてビルバオからここまでの道が高速道路ではありましたが、とてもアップダウンが多く、混んでおり、スピードも出せなかったこともあってとても疲れてしまったこともあり、この村についてからはあまり観光することができなかったです。消化不良な滞在となってしまった印象があります。
この日はパラドールに宿泊
さて、そんな人気観光地のサンティリャーナ・デル・マルのパラドール。
このパラドール、そしてここでの食事については別途記事を書きます。
世界遺産「アルタミラ遺跡」、メーデーでおやすみでした
実はこのサンティリャーナ・デル・マルが賑わっている理由の一つが、この村からわずか数kmのところに先史時代の遺跡があることで世界的にとても有名である「アルタミラ遺跡」があること、そして、このアルタミラの玄関口がこの村になっているからです。ヨーロッパ史はおろか世界史的に見ても大変貴重な遺跡だということで、当然ながら観光地としては有名。といっても、博物館があるくらいで、とても有名な先史時代の壁画はレプリカしかみられないわけですが。
もちろんここに行くことも想定に入れていましたが、実は翌日は5月1日、そうメーデー、多くの施設がお休みするヨーロッパGW旅行の中でも「鬼門の日」でした。とりあえずダメ元で洞窟(にある博物館)の入口まで行ってみましたが、案の定、閉まっていました。
限られた時間の中で、都合よい日程で行くことはなかなか難しいものですね。でもよくあることだから気にしない!5月はじめの日、まだまだ観光は続く!