訪問日時:2017年9月21日、午前11時頃
7年ぶりのコレーズ県の美しい村巡りは、この「チュレンヌ」から。7年前も同じでした。フランスの最も美しい村発祥のきっかけにもなった「コロンジュラルージュ」も近くです。ルート的にはチュレンヌの方が訪問効率がよいです。前日はコンク泊、そこから直接向かいました。
このあたりはフランスの最も美しい村が特に集中するエリアです。ご覧の通り。
フランス中南部独特の石灰質台地の丘にそびえ立つ大変美しい村です。その恵まれた立地からこのあたりの諸侯がここに拠点を設け、街を形成していったのがこの村の歴史です。10世紀に渡って拠点となったということです。現存する古い建物はおよそ17世紀頃に建てられたもの。
またこの村はかつての英仏戦争時にフランスを助けるべく軍隊の派遣など協力を惜しまなかったことから、この土地を治める諸侯はその後爵位を与えられ、それ以降代々優遇されたことから、大変豊かな村として反映していったそうです。これは絶対王政時代ルイ15世がこの土地を買い戻すときまで続いたようです。
高速道路A20に沿って南から北へ、近くの出口を出てから10分程度で到着です。つづらになっている県道をくぐり抜け村まであと500mほどになると丘にそびえ立つこの美しい村が眼下に飛び込んできます。
訪問した時は雨でしたが今回はこのように快晴!
さて村の光景はまさに7年前訪れたときのままであの頃の感動が再び蘇ってきました。
一方で当時天気が悪かったせいもあるでしょうが村を歩いているのは僕一人だったのに対し、今回訪問したときはすでに村の入り口にある駐車場もほぼ満車状態でしたし、村の中にも観光客が多かったです。
もしかしたら7年前にあったのかもしれませんが、村の中のいたるところに村を紹介する案内看板を多く見かけました。観光に力を入れていた証拠なのかもしれません。
しかし一番驚いたのが村の中央の広場に複数のホテルが出来てたりカフェができていたことでした。このように村が経済的に発展して賑わうということは、この最も美しい村プロジェクトが大成功した証ともいえます。
残念だったのは訪問したのが12時直前、村の一番高いところにあるシャトーがお昼休みで閉まってしまい入れなかったことです。14時までは待てないのでまたの機会に。
なおお昼ということで早速7年前にはなかったカフェでランチタイム。
正直味は良くなかったですが、村の発展している様子に嬉しく思いながらゆっくり食事の時間を過ごしました。