事前に予告したとおり、美しい村巡りの旅では通常の観光ではなかなか行く機会のない地域に行くことが多いので、その土地でのワインを体験することで知識を深めやすいです。したがって、これも旅の大きな目的の一つとなっています。
今回は南イタリア、特に水揚げ量イタリアNo.1であるシチリアを旅した関係で、お魚料理を中心にいただいておりました。
ということで、必然的?にワインは白ばかり飲んでいました。
シチリアの白ワインで代表的な品種は「グリッロ」、シチリアの至るところで飲むことができました。
グリッロはスッキリ辛口ですが果実味もある味わい。とても美味しいです。もちろんお魚との相性も抜群。
あまり下調べをしていませんでしたが、普通に旅していて自然と巡り合うくらいこのグリッロのワインは多かったと思います。
一番美味しかったのは、エオリア諸島の入り口でもあるシチリア北東部「ミラッツォ」でいただいたワイン。
カラフェ1リットルがわずか4ユーロと大変お得。フレッシュなグリッロのワイン、美味しすぎてついつい飲み過ぎて次の日は少々二日酔い気味でした。
今思うともう少し赤ワインも飲んでおけばよかったかなあと思います。赤ワインは「ネーロダーボラ」がシチリアを代表する品種だそうです。
2種類以上のワインの味≒ぶどうの味を覚えるのには1週間ではちょっと足りなかったかも。しかし、グリッロの味はかなり記憶に残せたと思います。
赤ワインは、イタリア半島に戻ってプーリャ州で飲みました。これはアルベロベッロにていただきました。このエリアのワインを代表する品種は「ネグロアマーロ」そして「プリミティーヴォ」だと、アルベロベッロのおみやげ屋さんから説明してもらいました。
その場で試飲した感じでは、僕は「プリミティーヴォ」の方が好みでしたのでこの品種のワインを2種類ほど買ってみました。
確かによい味わいですが、少々酸味が強いかなあという印象。好みがわかれるのかもしれません。残念だったのはレストランでこのプリミティーヴォのワインを頂いたのですが、どうも芯が抜けているというのかイマイチなテイスト、さらに美味しくない料理もあって、この品種に対してあまりいい印象を持てませんでした。
おみやげではそこそこの値段のプリミティーヴォを買いましたので、家でもう一度トライしてみたいと思います。
その他、カンパーニャ、カラブリアなどでいただいた白ワインもおいしかったです。
全体的にはフランスに比べると安めでした。
来年もイタリアに行くかどうかは不明ですが、ワイン調査の旅はこれからも続けていくつもりです。