現地時間:2014年1月29日
今回の旅の最大のハイライトだった水曜日。日記の写真の量も多めです。
この日一番最初に向かったのは「Helilagon」、そう2日前に延期したヘリコプターのツアーです。2日前よりも1時間早い朝の8時のツアーに変更していました。
朝6時起き、6時30分にはホテルを出発。
どうもこの日は街のあちこちで渋滞が。しかもかなりひどく全く進まないところも多々ある状況。ホテルから幹線道路に出るだけでも一苦労。
どうにか幹線道路に辿り着き、2日前と同様に幹線道路上のガソリンスタンドで朝食を取る予定でしたが、ガソリンスタンド何故かどこも大行列ができていて一向に入れる気配なし。一体なぜ?
仕方がないので朝食は諦めて、何も食べないままHelllagonのヘリポートへ向かうことに。
しかし、ヘリポートへ向かう道もやはりガソリンスタンドへの大行列のためか大渋滞ですすむ気配が一切ない状態。
このままでは遅刻してしまう、しかし機転を利かせて回り道をしたのが功を奏し、受付時間ギリギリ7:45に無事にヘリポートに到着。
前日とはうってかわっての快晴でしたが、それでも残念なことに「火山」「サラジーの谷」は天候が悪く見ることができないとのこと、しかし、もう滞在時間はこの日と翌日のみとなるため、泣く泣く一番期待していた火山を諦めて、2つの谷「マハト」「シラオス」を見るツアーに変更となりました。
それでも、前日に訪れた「シラオス」を上空から見ることができたのは幸いでした。
僕らが乗るのは15号ヘリコプター。このようなプレートが搭乗券となります。
8時になるまでは受付のあるロビーで待機。なお、ヘリコプター搭乗時はカバン等は持ち込み禁止、しかしカメラはもちろんOK。
そして8時をまわり我々夫婦の他に3名の観光客と一緒にいざ搭乗。ヘリポートの中に案内されます。
そしてヘリコプター内部へ。
ヘリコプターは右前が操縦席、もちろんここにパイロット兼ガイドの方が座ります。フランス語と英語でガイドしてくれます。我々以外の3名はおそらくフランス本土からの観光客、ということで英語ガイドは我々のために行ってくださいました。
さらに前の座席には2名座ることができ、そこには女性2名が、後ろには4名の座席、ここには残りの3人の男性が座りました。
席に座り、シートベルトをします。シートベルトは飛行機と全く同じタイプ。
そしてヘッドホンを装着します。マイクでのガイドを聴くためです。
準備ができたところでいざ出発!
これが一眼レフの上部に取り付けたiPhoneからの動画(編集後)です!
この装置、すごく良かった!
以下は、写真でハイライトを。
気が付くともうこの高さに!
最初はヘリポートの近くにある「マハトの谷」、そして尾根を超えて、前日訪れた「シラオスの谷」へ。
前日は天気に恵まれず見ることのできなかったこの島の最高峰「ピトン・デ・ネージュ」もこの日はよく見えました。
シラオスも上空からばっちりと眺めることができました。
本来であればこの後に初日に訪れたフランスの最も美しい村エル・ブールのある「サラジーの谷」、そして「火山:ピトン・ド・ラ・フルネーズ」上空に向かうのですが、天候不良につき、シラオスを見た直後に引き返すことになっていました。
再び鋭く尖った尾根ギリギリを超えてヘリポートのある西側の海岸エリアへ。
ところで、ヘリコプターの影の周りに虹ができていましたが、どういう原理なのでしょうかねー。
ヘリのプロペラの回転が回折格子としての役割を果たしたからでしょうか。とてもおもしろい写真が撮れました。
最後は、サン・ジル・レ・バンの海岸線を上空から眺め、
そして再びヘリポートへと帰還しました。
飛行時間はおよそ25分、あっという間の空の旅でした。
ヘリコプターは思った以上に安定していて乗り心地は良かったと思います。ただし、途中急降下、急旋回するときのGで酔いそうになるので、乗り物に弱い人は酔い止めは必要かと。あと高所恐怖症の人は厳しいと思います。高いところ好きにはたまりません。
さて、ヘリポートをあとに次に向かったのは、先ほど上空から眺めたサン・ジル・レ・バンの街、この時点でまだ9時。今日はまだまだ長いです。朝ごはんはまだでしたので、この街で朝食を取ることにしたのですが、ここでもやはり大渋滞が。なかなか街に入ることができません。
どうやらここでもガソリンスタンドへ向かうクルマの大渋滞が起こっているようです。いったいなぜ?この日はガソリンの大安売りでもしているのでしょうか?謎は深まるばかり。
幸い抜け道を見つけて、スタンド渋滞を無事に回避して街にたどり着くことができました。
クルマを停めた場所の近くで市場が開かれており、そこでパンやサモサなどちょっとしたおつまみを買うことができたので、これを朝食としました。
朝食を食べたあとはこの市場でおみやげを物色。
このエリアの名産のといえば「ヴァニラ」と「スパイス」。
朝食後に向かったのは湖の街にある水族館。2日前に休館していたところです。この日は開いていました。
非常に小さな規模でしたが、涼むにはとてもよいスポットでした。
常夏のサン・ジル・レ・バンを散策した後、
次に向かったのは首都のサン・ドニ。ここにある○という美術館へと向かいました。
正直大したコレクションはありませんでした。
サン・ドニの街は初日以来ですが、その時は到着した日曜日でしたので、お店はほとんどしまっておりあまり活気を感じない雰囲気でしたが、この日は多くの店は空いており、最初に訪れた時とは比べ物にならないくらいの活気でした。
ところが、この街、ファーストフードやスナックなど軽食を食べられるところはたくさんあるのですが、あまりレストランがないんですよね。
しかたがないので、初日に少しだけ散策した海岸線に面したハラショワ地区に幾つかレストランがあることを知っていたので、そのエリアにあるカフェレストラン「ローラン・ギャロス」で昼食を取ることに。
いい天気、常夏ですね。ビールがこれまたとても美味しい!
ここではいわゆるローカル料理「クレオール料理」であるカレーを、デザートはバナナボートを。
写真には写っていませんが、下にあったヴァニラアイスクリームの風味が濃く素晴らしい味わいでした。バナナ自体も美味しいのはやはり南国といったところ。
そして、1時間かけてサン・ピエールへと帰宅。汗を流す意味でホテルのプールで軽く泳いでからお昼寝。
夕食はこれも2日前と同様ホテルで軽く晩酌しつつおつまみをいただく程度に留めました。
今回はあまり食費をかけずに旅行できていますね。
さあいよいよ明日は最終日、天気の回復を祈りつつ、まだ訪れていない「火山」を目指す予定です。もちろんこの島の季候を考慮して朝早起きする予定です。
すぐチェックアウトできるように、荷物の整理をした後、早めの就寝をしました。(続く)