3日目その7:メドックマラソン本番当日 あと10km、格付けシャトー軒並み登場も苦しむ – 2014メドックマラソン日記No.10

medoc marathon 2014
medoc marathon 2014runningメドックマラソンと北フランスの旅 2014年9月

これまでのメドックマラソン本番当日関連記事はこちら:

メドックマラソンに関する詳細なまとめ情報は、こちらに展開する予定です。事前準備に関しては、こちらをどうぞ。

苦しい残り10km

暑さとサービス精神旺盛がゆえの飲み過ぎで、バテバテ状態の中、どうにか32kmを通過、残り10kmのところまで来ました。

残り10km、32kmから40kmにかけては、ジロンド川の左岸を南北に走るD2にそって北上するルートで、この道路上には格付けシャトーが軒並み連なっております。

しかし、本当に苦しい残り10kmとなりました。

まわりの皆さんも暑い中一生懸命走っています。僕も負けてられないです。

しかし、もう制限時間の6時間30分以内は無理な状態。諦めました。でもとにかく最後まで走り切ろうと。そう気持ちを切り替えると自然と元気が出てくるのでした。

格付けシャトーが連なる残り10km

若干事前に把握していたシャトーと違っていましたが、給ワインのあったシャトーもしくは写真撮影をしたシャトーは、次のとおりです。

  • 32.5km Château BEYCHEVELLE
  • 33.5km Château DUCRU-BEAUCAILLOU
  • 35.0km Château LEOVILLE-POYFERRE
  • 37.5km Château PICHON-LONGUEVILLE
  • 38.3km Château FONBADET
  • 39.5km Château LYNCH-BAGES

以下、順にご紹介。

32.5km Château BEYCHEVELLE(St-Julien,4級)

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非常に期待の高かったシャトー。事前調査時に頂いたのですが、渋み酸味甘味のバランスが絶妙で一口で惚れてしまったワイン。

ベイシュブルは、ボルドーの街からD2線を北上しポーイリャックへ向かう時、メドック地区到着後一番最初に眼下に飛び込んでくるシャトーだけあって、なおさら印象的なのです。

広大な敷地もまた非常に美しい。

しかし、もうかなり疲労困憊状態。少しだけ給ワインをして先を急ぎます。正直、味わっている余裕がありませんでした。

ちなみに、ボルドー市内でこちらのマグナムボトルを購入。2005年のヴィンテージながらも、180ユーロ程度でした。先日の所属音楽団体の合宿であっさりとなくなってしまいました…。

メドック格付け級とはいえまずまずお手頃なマグナムボトルってなかなか日本にはなさそうなので、また現地で買ってこよう。

33.5km Château DUCRU-BEAUCAILLOU(St-Julien,2級)

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通過したのは確かだと思いますが、とにかく苦しくて記憶がないです。そもそも給ワインあった?

多分この頃が一番つらかったと思います。

写真もあまり残っていないのが、辛かったことをなおさら裏付けている気がします。

ちょっと残念。でも仕方がないです。このシャトー通過時点では、制限時間内に走るためもっと頑張るか、あるいは諦めて可能な限りワインを楽しむのか、ちょうどそんな葛藤をしていた時でした。

こちらのワインはいずれリベンジしたいです。高い…。ぱっと調べたところ、日本からだと入手しづらそうなので、また現地行くかな。

35.0km Château LEOVILLE-POYFERRE(St-Julien,2級)

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ちょうど35km地点のLEOVILLE-POYFERRE。

DUCRU-BEAUCAILLOUの頃とは違って、制限時間以内の完走をきっぱり諦めたこともあり、精神的にはかなり楽な状態での到着となりました。

ここのワインも事前調査済み、でもちょっと好みではなかったです。一口試飲する程度で終了。

敷地内を惜しみなく通過させてくれるのは、本当に素晴らしいです。入り口の噴水がとても印象的でした。

37.5km Château PICHON-LONGUEVILLE(Pauillac,2級)

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素敵な構えのシャトー、この辺りももうバテバテ。

一口ワインをいただいただけ。2級の素晴らしいシャトーだけに無念極まりない…。完全制覇は難しいですね。これはまた次回以降にメドックマラソンチャレンジしたとき、リベンジしたいです。

38.3km Château FONBADET(カキ? huître)

ここはカキポイントでした。シャトーはあったかどうか覚えてません。

カキは、ご覧のような感じで支給されておりました。2個くらいいただいたくらい。特に普通だった気がしますが、お腹壊しても嫌だなあと思ってあまり食べないようにしました。

もうワインを飲む気力が低下していたので、ここに置いてあった白ワインは遠慮したのですが、一緒に参加した人曰く「ものすごく美味しかった!」とか。ううう、悔しい…。

それにしても、本当にいろいろな方、たくさんの地元の方に支えられている大会だなあと、つくづく思います。

39.5km Château LYNCH-BAGES(Pauillac,5級)

おそらく給ワイン所だと思われます。

ゴールまであと2.75kmだ!

こちらのワインも一口飲む程度。美味しかったのですが、支給分を飲み干す気力はなかったです。ごめんなさい、残ってしまったものは捨てちゃいました…。

この直前くらいから、「そろそろ交通規制解除するよ」というプレッシャーを感じ始めます。どうやらこれが事実上の関門通過の制限時間に相当するみたいでしたので、とにかくこれにひっかっかてはいけないと、最後の力を振り絞って走ることにしました。

残り2kmを切る!

そして、一旦それていたD2号線へと再び戻ってきてここでちょうど40km。ポーイリャックの入り口のTOTALのスタンドとロン・ポワンが見えてきました。

残りの力を振り絞って脚をすすめます。制限時間は過ぎてしまいましたが、どうやらゴールはさせてもらえそうな感じです。

次回はいよいよゴール編!

(続く)

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