ドイツと飛び地巡り2015年秋 第12回:ハイデルベルクの街並み
訪問日時:2015年10月28日、天気:曇り
11年ぶり3回目の訪問。
ハイデルベルクで誕生日に両親たちと合流
この日は私の誕生日、そして、夜はハイデルベルクという街で両親たち(私の両親&妻の両親)と合流予定。リヒテンシュタイン城を出発したのは午後4時頃、順調に言っても2時間30分のドライブ。しかし、夕方のラッシュ(シュトゥットガルト郊外か)がありそうなので、ハイデルベルクで迷うことも考えどうやら3時間位かかりそうでした。ということは、順調についても午後7時なので、彼らと合流する時間は早くても19時30分過ぎかな?
一般道を経てアウトバーンに。確かにシュトゥットガルトあたりで夕刻のラッシュに巻き込まれました。しかも、ここからハイデルベルクまでの区間は道路工事が多かったので、さらに渋滞していました。
しかし一番苦労したのは、ドイツのアウトバーンの工事区間は、全面が通行止めではなく3車線が2車線となっているのですが、左側の追い越し車線側がびっくりするくらい車幅が狭くなっていることです。しかももう日没後で暗い。写真がないとうまく伝わらないのですが、ほんと狭くてヒヤヒヤするんです。だったらおとなしく右側の走行車線を走っていればいいのに、と思われるかもしれませんが、そうすると今度は大型車で詰まってしまい、非常に遅い走行をせざるを得なくなります。非常に悩みどころですが、今回は急いでいるので頑張って追い越し車線側を走ることにしました。
と、まったく飛ばせないかつ狭い車幅のアウトバーンにイライラしつつもどうにかして19時頃にはハイデルベルクに到着。旧市街地に入り、Googleマップナビが進入禁止の道を進めるので少々迷子になりつつも、機転を利かせて何とかして中心部へとたどり着くことができました。
しかし、無事に中心部に着いたはいいものの、ホテルはよりによって旧市街のど真ん中にとってしまっていたので、ここから駐車場探しに若干苦労しました。しかし、幸いなことに旧市街中心の「マルクト広場(Marktplatz)」から徒歩2分くらいの「カールス広場(Karlsplatz)」に大きめの公共地下駐車場を発見(下の地図のPの位置)。この駐車場、案内が全く無かったので、看板くらい出してくれよ!とは思いましたが、ここならばホテルにも歩いていける距離なので助かりました。
旧市街泊の場合、クルマはとても苦労しますが、せっかくですからやはり街の真ん中のいいところに泊まりたいです。夜の選択肢が広がりますからね。
両親と合流もレストランが殆ど満席
駐車場にクルマを停めてからは、歩いてホテルへ。5分ちょっとの距離。到着が遅れたので、ホテルへ向かう途中で両親たちと落ち合うことにしました。そして、20時ジャスト、マルクト広場で無事合流。まず、我々がホテルにチェックインして、荷物を置いてから、夜の街に繰り出しレストラン探しに向かいました。
ところが、ほとんどのレストラン、特にドイツ料理のレストランが満席で入れない…。今日は自分の誕生日でわいわいと行きたかったのですが、これほどまでにレストランがないとは…。コンスタンツを思い出します。しかし、あのときのような雰囲気の良いビアホールなど近くにはなく…。
結局、ネッカー川付近にあったイタリアンを中心とした多国籍料理のお店しか入ることができませんでした。もっとも我々も含めて両親たちも皆1週間近くドイツ旅行しているのでドイツ料理には少々飽き飽きしていた頃。ちょうど良かったのかもしれません。
しかし、ここのお食事は結構美味しかったです。実はTripAdvisorの評価もまずまず。だからこそ選んだのでした。
それにしても、去年同じくらいの人数でプロヴァンスを旅した時はこんなに苦労することはなかったんですけどね…。次からドイツへ行くときは、レストランの予約必須ですね。
いずれにしても、お互いの旅の過程、トラブルや楽しかったことを報告しながら楽しい夜が更けていきました。
翌日はお城観光プラスアルファ
さて、翌日。どうやら天気は曇りのようです。
午後には回復のようですが、この街は午前中しかいません。
まずはみんなでお城へと向かいました。ハイデルベルクといえばやはりお城ですね。
お城は丘の上にあります。階段で歩いていくことももちろん可能ですが、ケーブルカーもあるので、それを使いました。マルクト広場から1分ほど行ったところにあります。ケーブルカー乗り場でチケットを買うと、ケーブルカー代金と入場料がセットとなったチケットが貰えます。入場料も込みのチケットだということは、父親がケーブルカーでお城についたときに気づきました。
いまさらこのドイツ観光でも特に有名な部類にハイデルベルク城の説明をするまでもないと思うので、説明は省略します。天候はイマイチでしたが、紅葉がとても美しかったです。
実はこのお城って中には入れないんです。その代わり、ワインセラー、ワインが試飲できるところはありました。朝イチということで誰も飲んではいませんでしたが。私はこの後運転があるので、もちろん飲めません。
お城から眺める景色もとても素敵です。天気が良ければもっと素敵なのに。
ちょっと残念だったのは、物凄い中国人観光客がいてうるさかったことです。ドイツの主要観光地は今や日本人より中国人が多いのでしょう。中国語が話せるドイツ人ガイドさんがいたのですが、彼の話を全く聞かずあちこちに行って写真を撮りまくる、それを見てそのガイドさんが苦い顔をしていたのが印象的でした。
お城を離れて次に向かったのは、ネッカー川対岸。ここから旧市街とお城を眺めました。ここからの景色はとても素敵。ハイデルベルクの典型的な光景といえるでしょう。
これで滞在は終了。相変わらずの慌ただしい滞在でした。
そして、再び両親たちと別れて駐車場へ。霧の立ち上るハイデルベルクを出発しました。次なる目的地はラインです。(続く)