ドイツと飛び地巡り2015年秋 第14回:ケルン・フィルハーモニーでウィーン・フィルの演奏会を聴く

ドイツと飛び地巡り2015年秋
ドイツと飛び地巡り2015年秋

ウィーン・フィル&ブロムシュテットによるベートーヴェン7番8番の熱演に感動!

大事な旅の目的

今回のドイツ旅行、そもそものきっかけは、10月28日にケルンにウィーン・フィルが、そして11月1日にベルリン・フィルがドイツ西部に演奏旅行に来るので、これに行きたいと思ったこと。

いよいよその10月28日がやってまいりました。この日のお題目はこちらです!

5年ぶりのケルンへ

ライン川渓谷観光を終え、相変わらずの渋滞(ボン付近がひどかった)に巻き込まれるもなんとか日没前にケルンに到着。ホテルは手配済み、大聖堂目の前のホテルを取りました。とりあえず近くに駐車場もきっとあるんじゃないかなと思って、なにも考えずに大聖堂に向かったところ、問題なく駐車場を発見。ここに停めてホテルへ。チェックインを済ませてから街へと繰り出します。まだコンサートまでは時間が少しありました。

ということで5年ぶりにやってきましたケルン。ケルンといえば、まずは大聖堂。大きくて入りきりません。

そして、やっぱりこれ!ケルシュ。

ケルシュは小さいグラスで頼んだほうが雰囲気出ますね。美味しかったです。ビールの中でも特段好きです。また、コンサート前であまり時間が取れないでの、ここで軽めのお食事も済ませました。

ケルン・フィルハーモニーがとても美しい!

そして、コンサートホールへ。場所はケルン大聖堂のすぐとなりです。ホテルもこのあたり、先ほどケルシュを飲んでいたパブもこのあたり。マフラーを買ったエスプリもこの辺り。ほとんど移動距離がなくて済みましたね。

開場前の様子。(ウィーン・フィルのフェイスブックページより)。日本人も結構見かけました。みんな狙ってきたのかな。現地にいる留学生(音大生)と思われる人もちらほら見かけました。

Photo: Benedikt DinkhauserPosted by Vienna Philharmonic / Wiener Philharmoniker on 2015年10月29日より

ということで、いざ中へ。会場は開演1時間前くらいでしたでしょうか。ただし、まだホールには入れませんでした。開演30分前からのようです。それまでホワイエの中で待機します。それにしても、そのホワイエが広くてとてもきれい。

そして、19:30、いよいよホール内へ。非常に美しくて感動しました。今まで見た中で一番美しいホールかもしれない。かっこいい!ただし、内部は撮影禁止?みたいだったので、内部の写真はウィーン・フィルの公式フェイスブックページより引用させていただきます。

Photo: Benedikt Dinkhauser Posted by Vienna Philharmonic / Wiener Philharmoniker on 2015年10月29日より

もう一枚、別のウェブサイトから引用させていただきます。ちょうどホール入口あたりから撮影したショットなので、入ると最初に見る光景に近い写真です。

演目はベートーベン交響曲第7番、第8番

Our musicPhoto: Benedikt Dinkhauser Posted by Vienna Philharmonic / Wiener Philharmoniker on 2015年10月29日より

そして20時の開演時間を迎えました。ホールはほぼ満席。ウィーン・フィルの団員さんたちが入場した後、チューニング。そして、マエストロ「ブロムシュテット」の入場。大きな拍手で迎えられます。そして、タクトダウン。

本日の演目はベートーベン交響曲第7番、第8番。前半は8番から。そして、20分の休憩を挟んで7番を演奏。

8番は、その前後の7番(のだめドラマで有名になった曲)と9番(言わずと知れた合唱)が有名すぎて少々マイナーな部類に入る交響曲ですが、クラシック好き、オケ経験者の間では結構ポピュラーで人気のある曲だと思います。僕も軽快で楽しい曲ということで、ベートーヴェンの交響曲の中でも比較的好きな方です。しかし、残念なことにまだこの曲を演奏する機会に巡り会えていません。

一方、後半演奏した7番は非常に有名で人気の高い曲。僕も3回の演奏経験(Hr、1stVn、2ndVn)あり。ということで、数あるクラシックの曲の中でもより細部まで知っている方かもしれません。

そんな個人的にも対照的な2曲です。

さて、ブロムシュテット&ウィーン・フィルですが、噂通り相性は抜群。ひとつひとつ丁寧な表現をしているのに演奏がアツいのです!ホールの響きは普通な感じでしたが、そんなハンディなど関係なく聴衆を惹きつける演奏をしていました。テンポによらず音がひとつひとつ美しく飛んできて響くのが本当にすごかったです。理想的な演奏でした。

そして、終演。割れんばかりの大拍手。ほぼ全員がスタンディングオベーションだったのではないでしょうか。それも大納得の熱演でした。とても感動しました。ありがとうマエストロ!ウィーンフィル!

なお、素晴らしい演奏会を終えてホテルへと戻る途中、なんとコンマスのキュッヒル氏が目の前を歩いていました。奥様らしい(確か日本人?)と一緒に歩いていました。これもまたちょっと感動的なハプニング。

ホールからホテルまでは徒歩数分。部屋に戻りシャワーを浴びて就寝。この日も素晴らしい一日となりました。(続く)

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