訪問日時:5月5日午後3時頃
バルセロナで一番の目抜き通りグラシア通りある印象的なガウディ建築
今は予約が必要ということで、空振りに終わってしまったグエル公園からバスで再びグラシア通りまで戻ってきました。このグラシア通りはバルセロナ一番の繁華街、といったところでしょうか。幅の広い大きな道路の両脇には、世界的なブランドショップが連なっています。
その大通り沿いにカサ・ミラはあります。非常に存在感がある大きな建物なので、すぐに分かるかと思います。
ちなみに交差点のはさんで反対側にはカサ・バトリョがあります。ここもなかなかおもしろいのですが、如何せん入場料が高すぎます!このラ・ペドレラと同じくひとり20ユーロ近くします。ちょっとねえ。バルセロナってこんなに物価高かった?セットにしてくれればいいのに。
中へ入るのは12年ぶり
さてこの建物は、「カサ・ミラ(ミラ宅)」または「ラ・ペドレラ」と呼ばれております。まずカサ・ミラの名前からも容易に想像できる通り、実業家ミラ氏とその家族の自宅および賃貸マンションとして造られました。ガウディがこの建築、デザインにたずさわったのは1906年のこと、それからおよそ6年後の1912年にこの建物は完成しました。
入口でチケットを購入して入場します。高いです…。
たまたまかもしれませんが、我々が訪れた時はあまり並ばずに入ることが出来ました。向かいにあるカサ・バトリョと比べると人気がないのかな?
まずは屋上のテラスに登ることができるので、そちらに向かうことにしました。もちろんエレベータがあるのですが、何故か階段で登ることにしました。運動したかったのかな??
そして屋上へ到着です。そこまで高層ビルではないので、たいして疲れたわけではありませんでした。まずまずの眺め。
はなしはそれますが、下の写真の交差点、大きい交差点ですが、日本のものと比べるとシンプルでいいと思いませんか?横断歩道、端を点線で書いてあるだけなんですね。この方がスッキリしていいですよね。
食料や穀物の保存庫として使用されていた場所、屋上のテラスのすぐ下あたりだったでしょうか、ここにはとてもラ・ペドレラの模型がありました。こうした観光地、建物、お城などでもよく見かける模型ですが、特にこれは立派だと思いました。
さて外観こそ壮大なカサ・ミラですが、内部の展示に関しては、当時の暮らしに関連した家具やキッチン用品を並べてある程度でした。
観覧時間は1時間といったところでしょうか。
出口にあったおみやげ屋さんは、ミュージアムショップのようでして、とても充実していたと思います。ただし、我々は何も買っていませんが笑。これは内装こそ変わったとは思いますが、12年前訪問時も充実していたことを覚えています。たしかここでマグカップを買った記憶があります。いまでは絶対にこんなもの買いませんけれど。
ガウディに興味を持った理由とは
ところで、僕がこのラ・ペドレラを知ったのは中学生の頃、とあるゲームがきっかけです。それは、当時MSX2(ご存知?)で発売されたこちらの「Gaudi -バルセロナの風-」というゲームです。
その後、1992年、そうバルセロナオリンピックが開催されました。バルセロナオリンピックが開催されるから、それにちなんだゲームが出たのか、おそらくそうなのでしょう。(注:後ほど調べたところやっぱりそのようです。)
正直なところ、それほど面白かったという記憶はないのですが、このゲームのお陰でガウディを、バルセロナを知ることができたのはとてもよかったと思っています。
もともと子供の頃に本屋にあった学研まんがから知ったピカソが好きになり、スペインの芸術にはとても興味を持っていたので、ガウディに対しても自然と関心を持つようになりました。
なお、ガウディ建築はバルセロナ市内のものがあまりにも有名ですが、バルセロナ以外にもガウディ建築物はあります。サンティアゴ巡礼路の街にあるアストルガやレオンにあるものが有名で、これらには4年前に訪れています。
ガウディ作品でまだ行っていないところで一番行きたいところは、マヨルカ島にあるカテドラル。いつか訪れてみたいものです。
まだまだこの日の観光は続きます。