モデルニスモ建築以外の投稿です。
美術館巡り
バルセロナには世界的に著名な美術館があります。今回は2箇所行きました。ピカソ美術館とミロ美術館です。ピカソ美術館は、バルセロナ訪問時にはほぼ毎回行っています。バルセロナでも古い方の部類に入るゴシック地区の一角にあります。路地裏にあるので迷いそうになりますが、もう何度も訪れているので問題ないです。
ここはバルセロナ内でも人気のせいか入場制限あり。チケット購入時に入場時間が指定されます。幸いなことに訪問したときはさほど混雑をしていなかったので、少し並んだ程度で中に入ることが出来ました。
内部は撮影禁止でした。ここの美術館の所蔵としては、ピカソがパリへ行くまでのスペインでの10代のころの作品が多いことでしょう。また、第二世界大戦後、晩年後の作品、最後の妻となるジャクリーヌと彼女の間にできた子供に関連する作品も多いのもまた、大きな特徴の一つだと思います。
一方のミロ美術館は12年ぶりの訪問でした。モンジュイックの丘にあるせいか、その後の訪問では訪れていませんでした。地下鉄からフニクラに乗り換えて行くことができます。残念ながら天気が悪かったです。
チケットはピカソ美術館とは対照的に入場時間に制限なし。ただしチケット購入には並ぶ必要がありました。
実はこのミロ美術館、個人美術館としては世界最大の規模ということだそうです。ただし、展示は少なくはなかったもののそれほど多いとは感じませんでした。まだ駆け出しの初期の頃の写実的な絵があったりと、美術館としては非常に面白いとは思いますが、いかんせん抽象的な絵が多くて、僕にはとても難しかったです。
バルセロナでの食事
さてバルセロナでの食事。基本的にバル、カフェ、レストラン、ファーストフード、なんで揃っています。
どんなものか、真っ先に思い浮かぶスペイン料理「パエリア」はどこでもいただけます。
パエリアは、日本人からするとスペインの代表的料理という印象ですが、実際には地中海側のカタルーニャやバレンシアの郷土料理で、いわゆる内陸のカスティーリャ、そしてバスク地方などでは、都会を除きあまり食べる機会はないと思います。
バル的なものも数多くありますが、正直、カサ・ミラなどがあるグラシア通り沿いは、お店こそ多いものの、どちらかというとグラシア通りから小道に入ったところや他の通り沿いのお店に行ったほうが良いと思いました。こういう時はやはりウェブで、トリップアドバイザーで探すべきでしょう。
バルやカフェは、ランチ、そして、音楽堂でのコンサート後に利用しました。ランチはグラシア通りの隣のやや細めの通りに多くのお店があったので、そのあたりのお店を2日間使いました。車の運転がないので、昼間からカフェレストランでお酒が飲めるのはとてもうれしかったです。
夜はレストランへ
もちろん大都会なのでレストランは大変充実しています。個人的にはしっかりと食事を取りたいほうなので、レストランでの食事のほうを好みます。もっとも到着初日の夜はコンサートに行っていたので、レストランを利用したのは滞在2日目の夜だけでした。
ただし、そこは対旅行者インフレ真っ只中、バルセロナのレストランは比較的高いです。ずっと地方都市や田舎にいたので、とくにその物価の高さを感じます。頼むものや量にもよりますが、感覚としては、他のスペインの街(地方の都会でいうならサラゴサやサン・セバスティアン)よりも1.5倍の値段だった気がしました。
レストランの質もピンきりのようです。都会は数も多く当たり外れが多いので選ぶのが難しいですね。しっかりといただいたこちらの夕食のレストランは、まずまずの内容だったですが、カタルーニャ料理というよりはスペイン全土の料理を揃えているという感じで、あまり面白みは感じませんでした。
たとえばこちらはタコのガリシア風。方向は全く正反対ですね。ただし、バルセロナ、シーフードは美味しいと思いました。
今回訪れたレストランのサイト(TripAdvisor)はこちら:
もし次に訪れる機会があったら、事前にしっかりとリサーチして予約して臨みたいと思います。
朝食はホテルではとらずに近くのカフェで
朝食の選択は非常に簡単。バルセロナ滞在中はホテルのビュフェは一切使いませんでした。ホテル近くにいくらでも朝食をとれるカフェがあるからです。
パリなどもそうですが、都会の場合は朝食はビュフェを使わないことが多くなりました。高いですからね。
駐車場代のおはなし
今回もレンタカーの旅、バルセロナでの移動は公共交通機関を利用しましたが、ここまではクルマで来ており、そしてクルマは最終日にマドリードのバラハス空港に返します。ということで、バルセロナ滞在中は公共の駐車場にずっと停めていました。
その料金ですが、3日使用しても20ユーロ程度だったと思います。すみません、如何せん半年くらい前なので正確な値段を忘れてしまいましたが、意外と安かったという印象ははっきりと覚えています。
以上でバルセロナ編は終わり。あと数回でようやく2016年GWの旅行記執筆が終わります。もうひと踏ん張り(続く)