2016年GW スペインの旅 No.35:現地およびmineo海外プリペイドSIMについて

スペイン・バスクの旅2016年GW
スペイン・バスクの旅2016年GW

本編はあと1回(アルカラ・デ・エナレス)を残すのみとなりましたが、その前に番外編でこの話題を。

スペインのプリペイドSIMはバラハス空港出てすぐのところで購入可能

僕は、この旅行には3月末に発売されたばかりのiPhone SEのSIMフリー版を持っていきました。そして、それまで使っていたiPhone 6、こちらもSIMフリー版なのですが、これを予備機としてもって行きました。実は過去、iPhoneを現地で水没させてしまったことがあるのです。そんな経験から必ず予備機は持っていくようにしています。

さて、海外旅行でのSIMフリースマートフォン(iPhone)&プリペイドSIMの組み合わせは、いまではもう当たり前になってきました。そして、海外旅行先でも簡単に入手できるという情報は、ネットの至る所で得ることができるようになりました。

さてスペインはどうでしょう。結論からいうと、鉄続きは非常に簡単、使い勝手も快適で一切問題なし!と断言してもよいでしょう。

到着口出て正面にありました

ネットで見かけた複数の情報通り、バラハス空港第4ターミナル到着ロビー(※今回はカタール経由でした)、荷物受取口から出たすぐ正面右側にありました。Lebaraという通信会社で、どうやらヨーロッパのMVNO業者のようです。

こちらのSIMカード、旅行者向けプランが幾つかありましたが、そこそこ滞在する(2週間くらい)、そこそこデータ通信もする(ブラウジング、SNS、Googleマップを使う)場合には、「3GBで25ユーロ」、「5GBで35ユーロ」のどちらかがおすすめ。どちらもアクティベートしてから1ヶ月間有効。通話なしプランだったと思います。(自信なし)

僕は5GBにしてしまいました。正直3GBでよかったのですが、買った直後、3GBプランがあることに気がつかなったのです。正直2週間の滞在ならば2GBで十分な気がします。1GBだと少し厳しいかもしれません。

事前にスマホの言語設定をスペイン語or英語にしておきましょう

ちなみに私は設定をしてもらうために、到着直後にiPhoneのスペイン語設定にしておきました。現地でプリペイドSIMを購入する時は、現地語もしくは英語の設定にしておくべきだと思います。そのほうが、手続きがスムーズです。

SIM購入はやや離れた駅の売店で少し時間がかかる

たいしたことではないのですが、SIMカードの購入場所とお金を払う場所が結構離れていました。購入場所こそ到着ターミナル出てすぐのところですが、お金を払うところはそこから100mほど離れた売店(サンドイッチとか飲み物が売っているバルっぽいお店のさらに向こう側)でした。

SIM売り場の人が向こうのほうのお店で払ってきてくれ、と指をさすのですが、如何せん距離がそこそこあるので、はじめは戸惑ってしまいました。しかし、そこのレジ担当に、SIM売り場で渡される各種書類、レシートを見せればすぐにお支払手続きをしてくれました。もちろんクレジットカードはOKです。

すべての手続完了は30分程度

結局、SIM売り場の係の人に話しかけて、申込みをし、100mほど離れたお店に支払いに行き、もう一度売り場に戻り、諸手続きをしてもらい、最終的に使えるようになるまでの時間は、およそ30分程度だったと思います。慣れ不慣れなどもあるでしょうから、そうしたバッファも考慮し、トータルで1時間も見ておけば十分だと思います。あまり慌てずゆっくりと手続きするのがよいでしょう。

なお、このSIMやさんは夜9時ころでもやっていましたので、夜遅い便でも買うことができると思います。ただし日曜日に営業しているかどうかはわかりませんでした。(僕が到着したのは土曜日)

プロファイル設定に要注意(特にiPhoneの場合)

特に日本国内でSIMフリーiPhoneでMVNOを利用している人は要注意。今回スペインで買ったこちらのSIMに関しては、国内用のMVNO用プロファイルを削除しておかないと、このSIMを使ってデータ通信ができないようでした。ということで、使う前にプロファイルを削除しておきましょう。再インストールはとても簡単ですから、ダウンロード用URLをあらかじめ控えておき、国内に戻って、成田空港のWiFiで再ダウンロードしインストールするとよいでしょう。

使い勝手は一切問題なし

今回はカスティーリャ、アラゴン、カタルーニャ、田舎の方も含めて広範囲に旅行しましたが、圏外な長く続くなどの不都合は一切なかったと思います。どこに行っても非常に快適に使うことができました。通信速度も気になったことは全くありませんでした。

日本で発売の「mineo海外プリペイドSIM」をフランスで使用

今回の旅行では、1日だけフランス国内に行くことになりました。フランスでは当然このスペインで購入したSIMは使えません。それだとフランス国内ので移動で困る(Googleマップのナビを使っています)ので、MVNOのSIMで人気の高いmineoには、2016年5月時点で海外版のプリペイドSIMというものを使ってみることにしました。

料金はやや高めですが出発前に日本でチャージ(mineoの場合はアジア、ヨーロッパなどのエリアを事前に指定、支払いもクレジットカードなどで可能)などの手続きができるので、向こうについてからプリペイドSIMを買ってあれこれ設定するよりもずっと楽です。設定もウェブサイトに詳しく書いてあるので簡単。iPhoneの場合はプロファイルをダウンロード、インストールといういつもの手段です。

なお、私が日本で使っているMVNOはIIJmioでこちらはこの8月より海外版のプリペイドSIMが発売されましたようです。後発ということで料金設定に若干のお得感もあるような気がします。

肝心の使い心地ですが、こちらも非常に快適でした。フランス国内ではorangeの回線につながるようでして、orangeはフランスでも最大手ですから安心でした。Googleマップのナビはもちろんのこと、Instagram、Facebook、twitterといったSNSも快適に利用できました。

ということで、予備で持っておくのがよいと思いました。

MVNOもそのうち大手キャリアであるような海外パケット定額ができるようになるといいのですが。

思い起こせばiPhoneを使ってSNSをしながら、Googleナビをしながら、という旅を始めたのは2010年でした。この頃はまだ海外モバイルWiFiレンタルが始まったばかり、まだソフトバンクによる海外パケット放題もなかったころでした。(ソフトバンクはその年の7月くらいからこのサービスを始めたと思います。)そのころと比べると本当に便利になりました。いまやスマホは海外旅行での必需品ですよね。

ということで、プリペイドSIMに関する番外編をお伝えしました。次回はこの「2016年GW スペインの旅」は最終回です。(続く)

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