2017年4月 スペイン西部とポルトガルの旅 第3部:世界遺産編No.8 -アルコバサ修道院

2017年4月 スペイン西部とポルトガルの旅
2017年4月 スペイン西部とポルトガルの旅

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訪問日時:2017年4月28日、午前11時頃

バターリャ修道院の次に向かったのは、同じく世界遺産に認定されている「アルコバサ修道院」。バターリャからもそう遠くないのでセットの訪問がオススメです。

バターリャよりも大きめなアルコバサ。そして駐車場も大きく、何箇所か存在しています。ただ、人気観光地なのか。

さて簡単にガイドブック(ここは地球の歩き方に載っていました)などの情報をもとにアルコバサ修道院の歴史を簡単に。由来はバターリャよりも古いです。12世紀に、初代ポルトガル国王アルフォンソ・エンリケスが、ポルトガルがこの地をイスラム教徒から奪回した時に協力してもらったシトー会派のために建設した始まりだそうです。最盛期にはおよそ1,000人の修道士が住んでいて自給自足の生活をしていたそうです。こうした自給自足生活は、戦争で荒れ果ててしまった土地の再生にも大いに貢献したそうです。

なお、アルコバサという地名はこの地に流れる2つの川「アルコア川」と「バサ川」が合わさったものだそうです。駐車場から修道院へ行く際に渡った川はどうやらアルコア川だったようです。

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さて、アルコバサ修道院、一通り見て歩いて思った全体的な印象ですが、規模こそバターリャよりは大きいですが、人が多かったせいもきっとあるのでしょう、若干拍子抜けした感じでした。もっとも個人的な趣味の問題なのかもしれませんが、きらびやかさでいえばやはりバターリャのほうがよかったです。

それでも美しい教会、

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ドン・ディニス回廊、

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そして、王の広間、食堂、僧の間など見ごたえある箇所もありました。

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またここにはポルトガル国内では悲恋で有名だというポルトガル王ペドロ1世の墓もありました。このあたりの感覚は日本人の僕にとってはわからないのですが、この地が人気なのはこうした有名な歴史的エピソードがあるからなのかもしれません。

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ところで、アルコバサの街自体はバターリャよりも規模が大きく、お店やレストランもたくさんありいい雰囲気なので、滞在するならばバターリャよりも良かったのかもしれません。

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なお、このあたりには「バターリャ」「アルコバサ」そして「トマール」という3つの著名な修道院があり、いずれも世界遺産に選ばれています。こちらの3修道院すべてを回ることができる周遊チケットがあってお得なのですが、なぜかバターリャではこの周遊チケットを薦められませんでした。なんでだろう。

今回はトマールに行かなかったのですが、なぜならば9年前に行ったからです。もし今回時間があったのならば、間違いなく行ったでしょう。トマールの修道院も大変美しく、そして街の雰囲気もとてもよかったと思います。(続く)

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