引き続き今年のGWに行ってきた北フランスの美しい村めぐりの続編です。
(復習)北フランスの美しい村とその情報源
いつもよりも短い今年のGWに、新しく追加された北フランスの村を訪れてきました。
こちらのFacebookページを発見。
いわゆる世界の最も美しい村協会に属しているものではなさそうです。フランスの最も美しい村はその発足がフランス南部だったということもあり、選定されている村の数において南高北低の傾向があるので、そもそもこの地域を訪れる機会が少なかったです。南高北低の傾向については、歴史的に見ても19世紀、20世紀に2回の世界大戦の激戦地でもあったことから、多くの歴史的建造物が破壊されてしまった影響も大きいのかもしれません。
しかし、だからといってこの地域にも魅力的な村や街は数多くあります。一通りフランスの最も美しい村を終えた今だからこそ、あらためてゆっくりと(実際は慌ただしかったのですが笑)北フランスめぐりができるようになったと思っています。
今回訪れた村の位置は次の地図の通り。
Ambleteuse(アンブレルゥーズ)★★★☆☆
場所:オート・ド・フランス地域圏、パ・ド・カレー県
どちらかといえば西に開いた海が印象的な村でした。どうもこのあたりは目の前がドーバー海峡ということもあり、イギリスからの観光客も多いみたいでした。その証拠に道路上に英語で「Keep Right」と書かれた標識をよく見ました。
以下、よく読んでみたらこの古い砦はヴォーバンの要塞だったみたいです。
Wissant(ヴィッサン)★★★☆☆
場所:オート・ド・フランス地域圏、パ・ド・カレー県
海辺のリゾート。この日はおそらく25度を超える夏日、海辺は土曜日ということもあり多くの観光客で賑わっていました。このマリンスポーツなんだろう。
Cassel(カッセル) ★★★★★
場所:オート・ド・フランス地域圏、ノール県
フランドル地方の雰囲気漂う静かで落ち着いた街。
フランドル地方の石畳「パヴェ」は自転車ロードレース好きならたまらないですね。結構ごっつくてクルマで運転していてもかなりガタガタきます。
ワロンの美しい村の雰囲気にどことなく似ていたような気がします。近くですからね。村にはミシュラン一つ星レストランがありました。
Haut Bonheur de la Table – Cassel | MICHELIN Restaurants
宿泊してぜひとも利用してみたいです。飲食店、宿泊施設も問題なくありそうでした。
Lucheux(リュシュー)★★★★★
場所:オート・ド・フランス地域圏、ソンム県
旧ピカルディ地域圏らしいレンガ造りの家々が特徴。
村の入口の門は世界遺産に登録されているようですね。1430年にジャンヌ・ダルクがこの門をくぐり抜けたようです。
今回の村の多くはソンム県というところにありましたが、このあたりは第一次世界大戦の激戦地。2014年にアメリカ・カナダのモニュメントを訪れました。
実はさらに移動している最中、偶然にもドイツのモニュメントも発見。時間があったら立ち寄りたかったです。さらに運転中とある道を曲がる時、その曲がり角に普仏戦争のモニュメントも発見。この戦争においてもここは戦場だったのか!と運転中にびっくりしてしまいました。
(北フランスの美しい村巡り、終わり)