2018年7月ブルガリア・ルーマニア、ブルガリア編その4:ソフィア

2018年7月ブルガリア・ルーマニア
2018年7月ブルガリア・ルーマニア

長らく2017年9月スイス・フランス旅行記の連載が続いていましたが、ようやく終了したので、こちらの連載に戻ります。こちらもまもなく1年が経ってしまいそうです。可能な限り早く「記録」するようにします。

これまで以下の4つの投稿を行っていました。

今回はブルガリアの首都ソフィアでの滞在の話。ブルガリア・ルーマニア旅行初日の宿泊地です。

宿泊先のホテルは旧共産党本部の近くのこちらのホテル。ソフィア郊外のボヤナから30分弱で旧共産党前の広場に到着。駐車場探しに一苦労。そもそもあるのかが不安。また来たばかりなので路上駐車の仕組みもよくわかっていません。

ソフィア(ブルガリアの街)の駐車事情

少々不安だった駐車場ですが一応私営のものが広場近くに。到着初日で疲れていたのですぐ目に留まったこの私営のところに停めてしまったのですが、よくよく考えたら土曜日18時から翌月曜日9時までは路駐無料だったので今思えば路駐にすればよかったです。しかし実は大規模な路駐は、この共産党の裏側にたくさんあり見つけられなかったのです。このことに気がついたのは残念ながら翌日のことでした。

なお、路上駐車の方法については、非常に面白い仕組み。ブルガリアの路駐のシステムは、パーキングメーターでもなく、タバコ屋的なところでチケットをかうわけでもなく、なんとスマホからSMSにて所定の電話番号(下の写真だと1302。場所はアレキサンドル・ネフスキー大聖堂前)に車のナンバーを伝える、という仕組みでした。(次の次の写真で実際にSMSに送ったスクリーンショットを掲載します。)

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ところがやっかいなのは、

[highlight]このSNSの仕組みが地元ブルガリアの通信会社VIVAのSIMカードからでないと使えない[/highlight]

という点です。

ブルガリアのプリペイドSIMを買ったのはそれから2日後の午前でした。プロヴディフというブルガリア2番目の街で買いました。プリペイドSIM購入は非常に簡単で迅速でした。このSIMは速度も早く非常に重宝しましたが、駐車に関しては上記方法を利用したのは、ルセという国境の町に1泊した時とその翌日、合計2回でした。(ルセでは1382にSMSを送る)

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しかし、体験できただけでも大きかった!

ソフィアのホテル

さて、ホテルの話に戻ります。今回お世話になったホテルは、旧共産党本部広場に面した場所にあります。

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ホテルは非常に造りは新しい、オーナーさんは西欧の方みたいです。東ヨーロッパの中でも特に物価ぎ安いと言われるブルガリア、そしてこれからいくつか紹介していくことになりますが、歴史的資産も豊富、そして食事もトルコの影響もありエキゾチックで美味しい、ワイン生産も盛んで安くて質がいい。密かに観光資源が豊富なブルガリアに投資する人はきっと多いのでしょう。がしかしこうした外国資本が入っている施設はブルガリア国内の一般的な施設より割高です。ホテルの料金に関しては、イメージとしては西ヨーロッパの地方都市と同等クラスといったところでしょうか。おそらくブルガリア国内の相場よりは2割3割高めだったと感じました。

ソフィアのレストラン

ソフィアは宿泊と夕食がメイン。レストランはあるのか、意外にもトリップアドバイザー情報は豊富、ホテルから徒歩圏内5分ちょっとのところのこちらのレストランに決めました。トリップアドバイザーで見た写真がおしゃれで食事も良い感じだったから選びました。

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レストラン情報:Cosmos

ソフィアの街はいかにも旧共産主義的な町並みなのですが、時折、西欧の資本が入っているっぽい箇所があり、そこだけ飛び抜けてきれいな建物だったりします。共産党本部から大聖堂にかけての通りはキラキラしておりますが、基本は飾り気のないコンクリートづくりの古い建物が多いです。

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このレストランも間違いなく外資が経営するレストランだと思われます。写真で見たきれいな建物がなかなか見当たらない街なかを歩いていたのですが、突如としてキラキラしたお店が目に飛び込んできました。それがこのレストランでした。

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予約はしていなかったのですが、やはりキラキラしているせいか、料金は周りのお店と比べると高め。ソフィア市内では高級レストランの部類に入ると思われます。しかしお食事はとてもよかったです。ブルガリア料理というよりはフレンチみたいな感じでした。

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この国のワインも美味しいとの評判。こちらのワインをいただきました。ワインは高級レストランといえども地元のものはとても安いです。と言いながらもいくらだったか忘れてしまいました笑。

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これから先の旅で判明していくわけですが、ボトルで頼んでもユーロにして15ユーロから20ユーロの範囲でかなり良いものが飲めたと思います。

ソフィアの観光

かなり前置きが長くなってしまいましたが、最後にソフィアの街についてです。といっても、ソフィア到着は夜だったため、街を観光できたのは翌日の午前のみ、しっかりと観光はできませんでした。午前中だけです。

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ブルガリアは、いわゆる東方系ギリシャ正教会系ですが、独自にブルガリア正教会というものがあります。そんなブルガリア正教会の教会でもっとも大きいものが、ソフィアにある「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」です。

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確か内部の写真撮影はNGでした。内部はとても美しかったです。リラの僧院もそうでしたが、ブルガリア正教会は内部の撮影、厳しいのかもしれません。

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「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」のある区画は街の中心でもあるので、とてもきれいに整備されていて心地よかったです。

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他にも街なかに小さいながらもブルガリア正教会らしい教会もいくつか見ることができました。こちらは元共産党本部からアレクサンドル・ネフスキー大聖堂へ行く途中で目撃した「奇蹟者聖ニコライ聖堂(ロシア教会)」です。こちらを建設した人はどうもアレクサンドル・ネフスキー大聖堂の建築にも携わったようです。どうりでなんとなく似ているわけですね。

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さて、我々が宿泊していた旧共産党本部近くにも歴史的モニュメントがいくつかあります。まず地下道には2世紀ころのローマ時代の遺跡があります。「セルディカ遺跡」というそうです。セルディカ (Serdica)というのは、ソフィアの古い名前だそうです。

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ブルガリアは非常に歴史の古い国でして、大きな街の地下にこうしたローマ時代の遺跡がよく見つかることがあるようです。

ちなみにこれから旅行を重ねることで判明するのですが、どうもブルガリア人は、自分たちの先祖ローマ時代よりもはるか以前に存在した「トラキア人」を非常に尊重しているようで、トラキア人の遺跡は非常に大事にするのですが、ローマ時代の遺跡は割と扱いが適当(いや、しっかりはしているのですが…)な感じでした。以上は私の勝手な私見です。

また、旧共産党本部前には地下鉄の駅(セルディカ駅)がありますが、この駅の改札付近には、聖ペトカ地下教会があります。非常に小さい教会です。内部に入ることができましたが、内部は撮影禁止でした。

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ソフィア観光はもともと他の地域の訪問を優先していたこともあり、観光はこの程度しか行いませんでした。ブルガリアは南西部にほとんどいけませんでしたので、もしこちらに行く機会があるのであればまたソフィアに立ち寄ることになるでしょう。そのときに再び観光できればと考えています。いつかはわかりませんが、その頃にはもう少し街のインフラも改善しているかもしれませんね。

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