Oûr(オウル)- ワロンの最も美しい村巡り No.25 -★★★★☆

2017年 ワロン地方巡り
2017年 ワロン地方巡りワロンの最も美しい村巡り世界の最も美しい村巡り

訪問日時:2017年7月19日-21日、2泊

フランス語圏は食事がいい!

ベルギーは大きく2つに別れます。北部はオランダ語が公用語、そして南部はフランス語。プロテスタントとカトリックによって2分されているという理解でよいでしょう。食文化に関してはやはりカトリック・フランス語圏の南部が間違いなく良い!

ベルギーの南部に位置するワロン地方も料理が美味しいです。そして数多くのホテルレストラン・オーベルジュが点在しています。そんなオーベルジュが美しい村にもあることがあります。前々回紹介したトルニュイの村にもミシュラン一つ星に選ばれているオーベルジュがありましたが、そこからクルマで1時間ほど北西にいった村「オウル」にも同じくミシュラン1つ星に輝いたオーベルジュがあります。このどちらかには宿泊したい、訪問効率上、悩んだ挙げ句、我々はこちらのオウルのオーベルジュを選ぶことにしました。思い切って2泊。ここでは美味しい料理を2日間満喫することにしました。

ということで、今回の村紹介はその大半がレストランの紹介になるでしょう笑。ということで、初めの方で少しだけ村の紹介を。といっても見どころはあまりなかったです。写真もこの程度しか撮っていません。

Our 19072017-_MG_3520-yuukoma
Our 19072017-_MG_3525-yuukoma
Our 19072017-_MG_3537-yuukoma

最も美しい村のオーベルジュ

ところでオーベルジュというのはホテルとレストランが一緒にある施設とでも表現できるのでしょうか。ヨーロッパの地方は日本ほど¥チェーンの飲食店などが有りませんので、基本的に宿泊施設には多くの場合レストランが併設されていることがあります。そもそもミシュランガイドは、地方旅行向けホテルガイドだったわけですが、こうしたホテルには大抵レストランがあるので、ホテルの評価にレストラン評価も含まれるのは必須で、それが独り立ちしてレストランガイドが有名になってしまった、という経緯があるようです。

最近ではナイトライフ(特に食事)の充実を求めて大きな街に泊まることが多くなったとはいえ、多くの美しい村を訪問しましたが、時折、美しい村にあるレストラン付きのホテル、あるいはオーベルジュに泊まっていました。

さてこちらが今回我々が利用したオーベルジュです。

がしかし、こちらのオーベルジュ、レストランの評判だけでなく、あくまでもクルマでですが、場所的にもとても便利なところにあるせいなのでしょうか、大人気。そのためホテルのほうの部屋を取ることができませんでした。そのかわりオウルの村から1.5kmほど離れた同じ方が経営する

を紹介されました。レストランに行くには、(ワインを飲むので!)クルマではなく村まで歩いてならないのが億劫ですが、施設自体は非常に心地よかったです。

レストランは2日連続利用

基本的にこのようなレストランは、当然ながらアラカルトもありますが、シーズンごとあるいは月ごとにメニューを決めています。もちろんこのメニューが最もシェフのおすすめであり、一番お得ではありますが、2日連続で同じものを頼むのも流石に気が引けます。

しかしそこはお店の方が気を利かせてくれて、前日のメニューと同じお値段で違うおすすめで提供できると提案してくれました。

ということで、まず初日のメニュー(一部)。

Our 19072017-_MG_3545-yuukoma
Our 19072017-_MG_3552-yuukoma
Our 19072017-_MG_3558-yuukoma

そして2日目はこちら。

それぞれの日において、食事に合わせたワインのコースもオーダーしました。ほとんどがフランスのワインですが、いずれも美味しい!しかもそれぞれグラス1杯ではなく、グラスが少なくなったら追加で注いでもらえます。さらに種類も4種類以上と豊富。調子に乗ってグイグイのんでしまうと思いっきり酔っ払ってしまうのでペースを考えて飲むべきですね。

もちろんこんなにワインが出てくると覚えきれません。しかし、ソムリエの方に都度エチケットの写真を撮らせてもらったので安心。

ちなみに最も印象的だったワインは、2日目の食後に案内された「ヴァン・ドー・ナチュレ (Vin doux natural)」というデザートワイン。これはフランス・ラングドック周辺でよく作られているという天然の甘味を持ったワイン。

デザートワインといえば貴腐ワインやアイスヴァイン、ややタイプは違いますがポルトワイン、このあたりしか今まで知りませんでしたが、それらのワインよりもこのヴァン・ドー・ナチュレ を一発で気に入ってしまいました。これは我が家の常備品としたいところ。(実はこのあと9月にフランスへ行ったときに買ってきてしまいました。)

若手シェフで構成されているグループJRE

ところでこちらのレストランのシェフのマキシムさんは、JRE (Jeune Restaurant)というヨーロッパで展開されている若手の優秀なシェフこう構成された組織に所属しているようです。

公式サイト:https://www.jre.eu/

レストランにこのような冊子が置いてありました。

今後ヨーロッパ旅行する際には大いに参考にしたいサイトです。実は2017年9月にスイスに行ったときも、このJRE という組織に所属しているシェフがきりもみするレストランをスイスの最も美しい村に選ばれているところで発見しました。そこではランチをいただきましたが大変素晴らしかったです。

美しい村の紹介というよりはレストラン紹介の回になってしまいました。

タイトルとURLをコピーしました