現地時間:2014年5月3日
この日はアグリジェント、セリヌンテ、シチリア島を代表するギリシャ遺跡2箇所を巡る旅となりました。
また、シチリアのちょうど真ん中を縦断するチェファル・アグリジェントルートの中央付近にひとつSuteraという美しい村があるのでそこにも立ち寄りました。
正直、Suteraはイマイチの村。しかも到着時は雨。15分程度で散策を切り上げて本日のメインの一つアグリジェントへと向かいます。
1時間ほどでアグリジェントに到着。道中は強い雨が降ったりしましたが、海沿いのこの街はかろうじて厚い雲に覆われることはなく時折晴れ間も差し込む観光には問題ない天候。
ここの見所は「神殿の丘」と呼ばれる幅2kmくらいのエリア。
我々が停めた駐車場が丘の一番下に位置していたのですが、そこから神殿の丘の頂上入り口までのタクシーが待機しており、一人3ユーロという値段のため利用することに。帰りは丘を見学しつつ下ってくればこの駐車場近くに来れるので、むしろ効率がよい。
さて、Wikipedia先生によれば、ここアグリジェント遺跡は、マグナ・グラエキアの芸術と建築に関する最高傑作の部類に属する遺跡群で、シチリア島の観光名所というだけでなく、イタリアの国定史跡にも指定されているとのこと。
しかしその割には漠然と広がっていて見どころも少なかったような気がします。
それでもよい散歩にはなりました。
続いてはもうひとつの遺跡セリヌンテへ。アグリジェントから海沿いにドライブ、およそ1時間30分で到着。
ここまで来るとかなりシチリアの西に来たなあと感じます。
セリヌンテはかなり交通が不便な場所にあるせいか、観光客はアグリジェントと比べると少なめ。しかし、広大な土地に残る遺跡群は見どころ満載、アグリジェントよりもずっと楽しいと思いました。
ゼウス神殿跡がとても印象的。いまや崩れているのですが、その残骸の石の規模からも当時の壮大な光景を思い浮かべることができます。
セリヌンテ観光後は、さらに西へ、シチリア島最西端の街マルサラへ。ここがこの日の宿泊地。
旧市街どまんなかのホテルでしたが、ホテルの前まで車で行けました。思ったよりも道は広くて安心。
マルサラ旧市街は小規模ながらもとてもきれいなところ。
1時間位散策したあと、同じく旧市街にあるレストランで夕食。
正直ここの食事はイマイチ。ワインはまずまずでしたが…。それでもシチリア西部の名物「魚のクスクス」をいただくことができました。これはそんなに悪くなかった。
食事を終えて帰ろうとした時、雨が降っていました。幸いホテルまで徒歩ですぐのレストランだったので、それほど濡れずに戻ることができました。
明日はシチリア最大の街パレルモへ。
(続く)