Date and Time – 2026:06:07 14:10:15

この旅2箇所目の美しい村は「コルマール」。コルマールといってもアルザス地方にある有名な街ではありません。イタリアとの国境にも近いアルプス地方にあります。このエリアの美しい村の訪問はとても大変です。アルプ地方は険しい山に囲まれていますから、そこへ至る便利な道が少なく遠回りを余儀なくされます。
その日のスタートはローヌ地方のヴィエンヌ。村までの直線距離は150km程度なのですが、もちろんそんなルートはなく、一旦プロヴァンスまで南下してそこから東へ向かい、そして北上しなくてはなりません。道のりは300km程度、プロヴァンスを通過してしばらく行ったところまでは高速で行くことができますが、そこから先の100kmほどは一般道を通らなくてはなりません。
ヴィエンヌの街を朝8時30分出発、途中給油やランチ休憩を挟み5時間ほどで目的地である2箇所目の村「コルマール」に到着しました。駐車場は村の城壁の外の村役場付近の広場に停めました。無料でした。
標高は1,000m、いやもっとあると思いますが、この日はとても天気が良かったせいか、現地はとても暑かったです。6月といえどアルプ地方なので長ズボンはもちろん、上着なども持ってきましたが、上着なども一切いらないくらいの暑さ、さらには長ズボンだと暑いくらいだったので車内でハーフパンツに履き替えて散策開始。
この村の位置するエリアはかつてフランスと対立していたイタリアのサヴォイア家の領土との国境に近いこともあり、たくさんの砦が築かれたのですが、この村もまさにその砦の一つでもありました。村は頑丈な城壁に囲まれて、村の東西にそれぞれ1つずつ砦が築かれています。世界遺産にも選ばれているあのヴォーバン設計の砦です。残念ながら砦の中には入れませんでした。とりあえず写真だけを撮るために村の周りをぐるっと一回りしたあと、城郭の中の村へと入っていきました。僕は西側にある「フランス門」から入りました。村はメイン通りをはさんでストリートはその両サイドに1つずつある感じ。城郭の中央には教会、その周りにカフェやお店が連なっていました。
日曜ということもあってそこそこの観光客がいましたが、正直なところ周りにこれといった見どころはなく、ここに来るのだけでも大変なので正直びっくりしました。
小さい村ながら思っていたよりも長く滞在したような気がします。といっても1時間はかかっていません。
この日の観光はここまで。この日はここから北の峠を越えて宿をとっているブリアンソンという街に向かう予定でしたが、その峠道が通行不可になっていたので、再び遠回りしてグルノーブル側まで回り、大回りでこの街へと向かいました。グルノーブルからブリアンソンへ向かう道は途中から一般道でしたが、道中の景色がとても美しくて感動的でした。この日はとにかく早くブリアンソンに着きたかったのでこの雄大な景色を堪能している余裕はあまりありませんでしたが、またいつかこのルートを通ることがあったら、寄り道しながらもう少しのんびりとドライブしたいものです。
村の詳しい説明は以下を参考にしてください。
🌿 概要
コルマール(Colmars)は、一般にコルマール=レ=ザルプ(Colmars-les-Alpes)とも呼ばれる、フランス南東部のアルプ=ド=オート=プロヴァンス県にある保存状態の良い城塞村です。ヴェルドン川上流域の標高約1,250メートルに位置し、メルカントゥール国立公園に近いアルプスの森林と山々に囲まれています。かつてプロヴァンスとサヴォイア領の境界を守る戦略的な要塞として発展したため、現在も壮大な城壁や城門、17世紀末に築かれた2つの砦が残っています。2025年9月、正式に「フランスの最も美しい村」協会へ加盟しました。(フランスの最も美しい村々)
✨ 主な特徴
- 城壁と中世の城門 コルマールは14世紀末から、ほぼ途切れることなく村を取り囲む城壁によって守られてきました。城壁は16世紀から17世紀にかけて何度も強化され、現在も防御塔や城壁上の通路、南側のフランス門(Porte de France)、北側のサヴォイア門(Porte de Savoie)が残されています。保存状態は非常に良く、城壁上の通路の一部を実際に歩くこともできます。(ヴェルドン観光局)
- サヴォイア砦 村の北側入口を見下ろすサヴォイア砦(Fort de Savoie)は、かつてのサヴォイア領との国境に面した岩山の上に、1693年から1695年にかけて建設されました。全長約50メートル、幅約25メートルで、フランスのアルプス国境防衛強化の一環として、軍事技師ギー・クルーゼ・ド・リシュラン(Guy Creuzet de Richerand)によって設計されました。高台からはコルマールの村とヴェルドン川上流域を一望できます。(ヴェルドン観光局)
- フランス砦とヴォーバン式防衛網 村の南側には、サヴォイア砦と対をなすフランス砦(Fort de France)があります。2つの砦と城壁は、ルイ14世の治世下に整備された強力な防衛網を形成していました。コルマールは一般に「ヴォーバンによって要塞化された村」と紹介されますが、実際の工事の多くは、ヴォーバンの軍事戦略を取り入れた地方の軍事技師たちによって指揮されました。(フランスの最も美しい村々)
- 歴史的なアルプスの旧市街 城壁の内側には、細い路地や小さな広場、噴水、木製バルコニーと急勾配の屋根を備えた背の高い石造りの家々が残っています。この急勾配の屋根は、山岳地帯の厳しい気候や積雪に適応したものです。密集した町並みには、中世の起源だけでなく、厳しい冬と敵襲の危険に備えて暮らした、かつての軍事都市の実用性も反映されています。
- サン=マルタン教会 村にあった以前の教会は、1672年の大火で焼失しました。現在のサン=マルタン教会(Église Saint-Martin)は1681年から1696年にかけて再建され、城壁の弱い部分を補強するため、防御施設の一部として城壁に直接組み込まれました。簡素で重厚な建築には、プロヴァンス地方のロマネスク様式とゴシック様式が融合しており、内部には歴史的な祭壇画や宗教画が収められています。(ヴェルドン観光局)
- 重要な国境要塞都市 1388年に近隣のアロスがサヴォイア領となると、コルマールの軍事的重要性は一段と高まりました。それ以降、村は3世紀以上にわたりフランスとサヴォイアの係争地域に近い国境の要塞として、プロヴァンスとイタリア・アルプスを結ぶ交通路を守りました。その国境防衛上の役割は、地域の政治的境界が大きく変更された1713年のユトレヒト条約以降、次第に低下しました。(ヴェルドン観光局)
- ヴェルドン川上流域とメルカントゥールの自然 コルマールはヴェルドン川のほとりにあり、メルカントゥール国立公園にも近接しています。村からはカラマツの森や高地の牧草地、険しい渓谷を抜け、コル・デ・シャン峠(Col des Champs)、リニャン湖群、ヴェルドン川源流域などへ向かう登山道が延びています。また、村から気軽に歩いて行けるランス滝(Cascade de la Lance)は、この地域を代表する自然の名所の一つです。(フランスの最も美しい村々)
- 「フランスの最も美しい村」の新規加盟村 コルマールは、アルデンヌ県のイエルジュとともに、2025年9月27日に「フランスの最も美しい村」へ正式に加盟しました。保存状態の良い軍事建築、歴史的中心街の美しい景観、そして村を取り囲む雄大なアルプスの自然が高く評価されたものです。この2村の加盟により、協会の登録村はフランス全国で184村となりました。(フランスの最も美しい村々)
コルマールは、プロヴァンス地方の歴史文化とアルプスの雄大な自然を同時に楽しめる、個性豊かな村です。歴史ある城門をくぐり、城壁や砦を探索し、伝統的な山岳住宅が並ぶ路地を散策した後は、ヴェルドン川上流域の手つかずの自然へと続くハイキングを楽しめます。









