訪問日時:2017年9月15日、午後5時頃 当サイトのスイスの最も美しい村シリーズは訪問時系列に沿ってはなく、各エリア(イタリア語圏、フランス語圏、ドイツ語圏)、アルファベット順に紹介しています。
前回ご紹介した村アヴァンシュはヌーシャテル湖付近に位置していましたが、今回ご紹介の「エヴォレーヌ」はそこからだいぶ離れているヴァレー地域に位置しています。 ヴァレー地域とは、南側にはマッターホルンがあるペンニネアルプス山脈、北側にはユングフラウなどがあるベルナー・オーバーラント山脈というスイス有数のアルプス山脈に囲まれた地域。スイスでも有数のワイン生産地としても有名です。
9月15日は非常にアグレッシブに行動した日。前日までは南東側イタリア語圏にいましたがヌフェネン峠を超えてドイツ語圏へと再び戻り、ヴァレー地域を目指しました。
エヴォレーヌはヴァレー州でも比較的西に位置しています。フランス語圏でした。峠を超えてヴァレー州に入ったときは確かドイツ語圏だったはずですが、ずっと西へクルマを走らせているうちにいつのまにやらフランス語圏になっていました。ヴァレー州は東側はドイツ語圏、西側はフランス語圏のようです。
エヴォレーヌへと向かうにはヴァレー州の中央を東西に貫く9号線でシオンの街まで行き、そこから南方向に進路を変え山道を進んで向かいます。山道なのでもちろんスラロームしているし上り坂もそれなりにあるのですが、道路は非常にしっかりと舗装されているし道もそれほど狭くなかったので、運転は比較的しやすかったと思います。
エヴォレーヌは冬場のリゾート地的な印象ですが、単に週末だったからかもしれませんが、今の季節でも比較的観光客を見かけました。駐車場は一旦村を越えた場所にありましたが、到着直後すぐにその場所を見つけることができなかったので、村の入口あたりに路駐しておきました。
村を散策。規模は美しい村標準的、ただ歩くだけなら30分はかからないでしょう。
基本的に散策場所は村を貫くメインストリート。教会(L’église paroissiale)があります。1620年にできたものだそうです。あとは宿泊施設、レストラン、おみやげ屋が連なっている感じです。
よくイメージされるスイス・アルプス的な光景ではありますが、フランス語圏のせいか、どことなくドイツ語圏とはまた違ったおしゃれな雰囲気がありました。
単なるリゾート地程度の街なので、いつも個人的につけている美しい村の総合評価としてはあまり高くなかったですが、すてきな雰囲気であることには間違いありません。
行くのは大変ですけどね。それにしてもスイスの最も美しい村は思った以上に村に宿泊施設があるので、また再訪するような機会があったら、こうした村々への宿泊も考慮に入れておきたいと思っています。