訪問日時:2013年5月12日午後3時頃
ドルドーニュ地方の美しい村の多くは、イングランドとの関わりが深い地域です。
というのは、1154年に、アキテーヌ女公エリアノールがやがてイングランド王となるヘンリー2世と結婚した時、その時のこの地がそのままごそっとイングランドの支配下に入りました。そのアキテーヌという言葉は現在でも使われております。いまいるドルドーニュ県は、アキテーヌ地域圏に属しています。そのアキテーヌの中心都市といえばかのボルドー。
(ちなみにどうでもよいですが、私つい最近までドルドーニュ県はミディピレネー地域圏に属していると勘違いしておりました。)
直前の村ベルヴェスからここまでは道1本で15分〜20分程度。やや小さめですが村の入口にあった駐車場に無事クルマを停めて入り口の門を目指しました。
このMonpazier(モンパズィエ)もドルドーニュに位置する村で、そのイングランド支配下にあった1284年にイングランド王エドワード1世によって建築された村。このエリアには数多くのエドワード一世により建築された村があるそうです。
門をくぐり村の中央広場へと向かいます。
このアーチをくぐると中央広場に到着します。
そしてここが中央広場。
いわゆる「バスティード」と呼ばれる集落形態は南西フランスで多く見られる形態、この村もそんなバスティード形態の村のひとつ。
バスティード形態の村はこれまでに数多く見て参りましたが、ここはその中でも特に美しいなあと思いました。とても感激しました。
こちらに掲載されている写真、モンパズィエではないでしょうか?
教会も見学。
ところでこちらの村、他の美しい村と比べると、お店、レストランが多いなあと思いました。観光しやすくてとってもよいです。
美しさも観光のしやすさもトップクラスの美しい村といえるでしょう。あわせて典型的なバスティード。このエリアを訪れるときには必ずお薦めする村になりました。
公式サイト:Monpazier