訪問日時:2019年5月1日、午後7時頃、1泊
マルケ州との境に近いウンブリア州にある小さな村。標高500m近い丘の上にあるこの村に1泊することにしました。2日連続の美しい村宿泊となります。幹線道路を離れ、丘の上にあるこの村へ。少々曲がりくねった上り坂の道を進むと村の景色が目の前に飛び込んできます。
村の駐車場は村を取り囲むようにありましたが、我々は村の一番高台にあるスペースに停めました。しかし台数は少なめ、休日の夕方で少なかったため運良く停めることができました。 その村の高台から坂を下っていくとホテルに到着。1分程度の距離。
ところで、この村を選んだのは非常に評価の高いレストランが併設されたホテル(オーベルジュ)があったからです。こちらのオーベルジュになります。
ホテル情報(Booking.com):La Locanda Del Capitan
さて、村の到着は午後7時過ぎ、午後7時30分ころだったかもしれません。5月なので日は長い方ですが、夕暮れ時、夕日に映える村が美しかったと記憶しています。 まずはホテルにチェックイン。とても素敵なホテル。
少し休憩してから早速レストランへ。評判通りの素晴らしいレストランでした。詳細はこの記事の最後で紹介いたします。 翌日朝はゆっくり街歩き。非常に綺麗に整えられた中世の街がそこにはありました。朝なので村にいるのは地元の人と数人の観光客程度。この日も大変良い天気に恵まれました。
さて最後にレストランのご紹介です。こちらのレストラン、「Charming Italian Chef(CHIC)」という協会(組織)でしょうか。
に加入しているレストランなのだそうです。
星はついていないのですが、ミシュランガイドにも掲載されているようです。
このホテルにはレストランを目的で宿泊される方も結構いらっしゃるとか。チェックイン後、もちろんレストランを利用するよねと問われ、はいと答える我々。上にも述べましたが到着が意外と遅くなってしまったので、部屋で少しだけ休んでから早速レストランへ。
レストランはホテルのある建物のとなり。一旦外へ出る必要があります。といっても5m程度なので上着等は必要なしでした。
レストラン内装。思ったよりも広い感じです。
客は我々含めて4組程度、まずまずのにぎわい。メニューを渡されます。ここはしっかりと食べるために予約したがゆえに、アンティパスト、プリモ、セコンド、全て頼むことにしました。
ワインですがギャルソン(イタリアでもそういのかは不明)の方に地元のものを、とリクエストしたのですが「全部だ」と言われました笑。ただ、その中から、以下のワインをチョイスしてもらいました。
さて、このワインですがウンブリア州モンテファルコで生産されている地元品種「サグランティーノ」のワイン。初めて知りました。サグランティーノは非常にパワフルで重く、ちょっと荒々しいけど上品なタニックな品種。テイスティングして、フルボディー好きな僕としては「これだぁ!」とついつい叫びたくなってしまうほど美味でした。
ちなみに「モンテファルコ」はなんとイタリアの最も美しい村のひとつに選ばれていたので、後日そこを訪れました。さらにはこの日おすすめされたワインの生産者にも会いに行ってきました。しっかりと今後、こちらのブログで紹介させていただきます。
食事、ワインを注文し終えて一段落するかと思った束の間、また別のソムリエらしき方がやってきました。ワインは頼んだのに…と不思議に思っていたのですがどうやらオリーブオイルのソムリエのようでした。
実はウンブリア州はオリーブオイルも名産にしています。オリーブといえば海のイメージが強かったので正直驚きました。どうやらこの名産オリーブオイルを食材にたっぷりかけて食べるといういかにもイタリアンな食べ方は、ウンブリアでは非常にポピュラーなのだそうです。
よくわかりませんがおすすめのオイルを選んでいただきこれを各料理にかけていただくことにしました。
さあCHICなお料理ですが、さすがにどれも美味しかったです。
途中でシェフの方が席まで来られて軽くお話をしました。日本に行ったこともあり知り合いも多いそうです。
おいしい食事をゆっくりしっかりと味わい、あっという間に夜は更けていきました。
さて、翌日の朝食ですがこちらはビュッフェスタイル。これも素晴らしかったです。この旅一番の朝食だったと思います。アパルトマンが多いので朝食はいつも街のカフェでブリオッシュとカプチーノですが、時々よい場所に泊まるとビュッフェスタイルだったりします。
レストラン主体の投稿となってしまいました。しかしそれも含めて大変魅力的なモントーネの村でした。