訪問日時：2016年4月24日午後3時頃
2番目に訪れた美しい村
再び美しい村巡りシリーズに戻ります。2周間前くらいから書き始めている2016年GWの旅シリーズは、訪問した順番で書いていきますので、シリーズ（世界遺産巡り、美しい村巡り）が都度入れ替わります。
2番めに訪れた美しい村となったRubielos de Mora（ルビエロス・デ・モラ）は、この日に訪れた同じく美しい村のひとつ「Albarracín（アルバラシン）」と同じテルエル県にある村。アルバラシンから一般道でテルエル方向へ向かい、途中、一旦高速道路（Route del Mudéjarと名前が付いてました）でテルエルを通過、テルエルの南東エリアへと向かいました。テルエルから50kmの距離。車では40分弱だったでしょうか。
このテルエルの南東エリアには多くのスペインの美しい村が存在しています。そのうち１つが今回ご紹介する「Rubielos de Mora（ルビエロス・デ・モラ）」です。村のはじまりは12世紀ころのようです。いわゆるアラゴンやカスティーリャが徐々にイスラム勢力から領土を奪取し続けていた時代。そのころの城郭都市が始まりなのでしょう。
さて、この村の到着は午後3時過ぎだったと思います。アルバイシンから寄り道せずに来れば1時間30分の距離で14時過ぎの到着となるはずでしたが、途中高速道路で食事をしていたためです。
到着後まず苦労したのは駐車場の確保でした。あまり多くの場所がなさそうでした。なんとか隙間を発見して停めました。
なお、団体の観光客がいましたが、観光バスでの来訪のようで、観光バスは村入口のスペースに停車していました。この村の入口は、停車なら停めておいて大丈夫そうですが駐車場ではないので、停めてからしばらく離れる場合にはおそらくこの場所に駐車できなかったでしょう。
町の入口にある門は「サン・アントニオ門（Portal de San Antonio）」というそうです。
その門のところにこんな村の地図がありました。あまりRPGっぽくはない地図。村の情報は殆ど持っていないので、こうした現地で見る地図は結構役立ちます。スペイン語が読めない…。
旧市街のすぐ外を走る道路、ここに沿ってテルエル方向から来ました。途中すこしアップダウンがあるものの比較的走りやすい道でした。
さて、ここの村は先程のアルバラシンと比べると小規模であり、あまり見どころはなさそうです。簡単に街歩きをして、あとは村の中心にある教会を見るくらいです。ここはおそらく寄付で鑑賞するタイプ。金額は指定されませんでしたが、2ユーロコインを寄付して内部を見せていただきました。
さて、サン・アントニオ門をくぐるとそこからは旧市街地となります。道は石畳でですが、さほど凸凹はなく、クルマで十分走れます。
そして役場前の広場。バル、レストランが1軒だけありました。
旧市街地内ではお店はこのくらい？別の区画には大きなホテルが1つ（といっても所詮ヨーロッパスタイルですのでその程度の大きさ）がありました。
ここにはレストランがきっとあるのでしょう。
時折、金属製の彫刻などがあり素敵な感じで村を彩っていました。ちょっとした美術館のようです。ちょっと近代的なものもありました。
小さな村ながら教会はとても立派でした。14世紀に建てられた修道院の教会とのことです。
なお、教会の入り口はちょっとした博物館になっており、この教会に残っている中世の経典などを見ることができました。特に入場料等はなく、先ほど行った寄付さえすれば自由に閲覧できる感じでした。
村入り口で見た観光客の団体は僕がひととおり教会内部の聖堂と博物館を見終わったあとにやってきました。先に来ておいてよかった。
あとはもう一度ぐるっと村を散歩した程度。正直なところ普通の田舎の村以上ではありますが、美しい村々の中では平均的な美しさだったと思います。
この日の美しい村巡りはここで終わり。一旦テルエルへ戻りこの街に一泊します。（続く）
