訪問日時:2013年5月16日午後4時頃
この日宿泊していたル・ポエ・ラヴァルを含めますと、16日通算3箇所目の美しい村となります。
アルプスの村ボヌヴァル・シュル・アルクから3時間ほどで到着。駐車場は村の郊外に点在しているため、見つけやすかったです。
ここサン・タントワーヌ・ラベイは、比較的新しくフランスの最も美しい村に選ばれた村のひとつです。僕が2010年に美しい村巡りを始めたときにはまだ選ばれていませんでした。
この地に聖アントニウス(アントニー)修道院が出来たのは13世紀頃。村の由来が中世の時代とは、美しい村の多くに共通している要因とも言えるでしょう。
鮮やかな色の石造りの建物に囲まれた、聖堂に続くプロムナードがとても印象的です。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路上でもあり、多くの巡礼者が訪れるということもあるのでしょうか、非常に街並みは整備されており、観光もとてもしやすい雰囲気でした。教会前にはお店やレストランも整っていますし、村にはいくつかのホテルもあります。
教会の側には博物館がありました。入場は無料でした。
展示物はフランス語のみでしたが、数々の展示品、時折地図や絵による解説もあるため、フランス語がわからなくても中世の時代の様子を垣間見ることができます。
小規模ながらも見応えがあり十分に楽しむことが出来ました。
隣接する聖堂は、非常に立派で圧巻されました。このようなゴシックタイプの聖堂は、フランスを始め西ヨーロッパ各地で見てきましたが、この聖堂はそんな中でも自分にとって印象により強く残る美しさでした。
ここまで至るまでに強い雨にふられ心配はしていたのですが、幸いな事にこの村についたときには雨は止んでおり、観光、写真撮影にはまったく支障がありませんでした。
さあ、この日はもう一つ美しい村を訪れる予定です。また2時間近くのドライブです。