訪問日時：2019年4月28日、午後1時頃
前の日記から更新がだいぶ滞っていました。まだまだたくさん記録しないといけません。
前回ご紹介はブオンコンヴェントの村。トスカーナ中心にある村です。その日、その次に向かったのは、同じトスカーナ州ですが海側に近いところにある「Suvereto（スヴェレト）」という村です。写真集で見た感じだととても綺麗だったので、少し時間がかかり非効率ではあったのですが敢えて向かってみることにしました。
ブオンコンヴェントの村があるあたりは、ヴァルドルチャがあり、そして世界遺産にも選ばれているシエナやサンジミジャーノ(この日宿泊した街)のあるエリアで、ここから少し山を越えて海側へティレニア海側と向かいます。
山を越えると行ってもそれほど険しくはありません。しかし時間は思ったよりかかったように思いました。ただこのルートが、トスカーナワインで有名な「モンテプルチアーノ」「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の産地となっていましたので、美しい葡萄畑と点在するカーヴを見ながらのドライブとなり、とても楽しかったです。カーヴは特段予約してなかったこと、また日曜ということで空いているところはまず見かけなかったのですが、途中のモンタルチーノの街で何本かワインを買うことができました。
モンタルチーノの丘陵地帯を超え、ティレニア海が見え始めてから15分程度で、ようやくこの日2つ目の美しい村「スヴェレト」に到着。到着時刻は13時過ぎでした。少し村に入ってから左のほうに抜けたところに、無料の公共の駐車場が、混んではいましたがそこに無事車を停めることができました。
村は10世紀頃から続くそうで、13世紀ころ大きく発展したそうで教会や時計塔などはその頃の時代に作られたということです。しかし、17世紀18世紀は戦争や小競り合いなどに巻き込まれ、荒廃が続いた受難の時代だったそうです。現在は古い町並みが残る美しい村として観光客で賑わっています。
路地も心地よくて美しく、ただ歩いているだけで楽しむことができます。
村の一番上には城郭がありました。今は僅かな城壁が残る程度です。村は高台にあるので遠くまで見通せるよい位置です。
ちなみに途中でワインの話がでましたが、ここスヴェレートもワインの産地でD.O.C.G認定されているようです。そういえば街の中でエノテカを見かけました。しかし日曜日ということでお休みでした。
ところで、すこし観光の前にお腹が空いたのでランチを、と思ったのですが日曜でかつ思ったよりも観光客が多かったので、ゆっくりできそうなレストランには入ることができず。仕方なく、テイクアウトできるスナックみたいなところでピザとコーラで昼食を済ませました。
ここのレストラン、教会の前にあってよさげだったのですが、入れなかったです。人気店のようです。
スヴェレトはたしかに写真で見たとおり美しく、訪れて正解だと思いましたが、いかんせん行きにくく、この日、それ以降の日程を考慮しても効率の良くないルートとなってしまったので、この日の美しい村巡りはこれで終了。2時間以上かけてまたトスカーナの中心の方へと戻りました。この日は世界遺産にもなっている「サンジミニャーノ」にホテルを取っていましたのでそちらに向かいました。
