2015イスラエル&モロッコ旅行No.14 カスバ街道ドライブ、ダデス渓谷、サハラ砂漠はすぐそこ

イスラエル&モロッコ旅行2015年GW
イスラエル&モロッコ旅行2015年GW

訪問日時:2015年5月3日

モロッコの広野を行く!

カスバ街道ドライブ

2日お世話になったアイトベンハッドゥを出発、この日はカスバ街道をドライブ。まず南に20キロほど南下しワルザザードの街へ。そこから進路を西へ向かいます。目指すはサハラ砂漠の入り口「メルズーガ」ですが、ここからはかなり遠いので、その間にある街「ティンジル(Tinghir)」の郊外で1泊する予定です。宿は前日にBooking.comで手配しておきました。

ワルザザート(ポイントW)からは東に長く伸びるN10号線に合流してひたすら東を目指します。本日の最初の目的地は「ダデス渓谷」。はじめに起点となる「ブメーヌ・ダデス(Boumaine Dades)」(ポイントB)を目指し、その街から北上、ここから渓谷が始まります。そして、この日の宿泊地地として選んだ「ティンジル(Tinghir)」(ポイントT)は、N10号線をさらに東に向かった先にあります。ここはもう一つの有名な渓谷「トドラ渓谷」の入り口。ここは翌日観光する予定、その後、砂漠の町メルズーガに向かいます。

広大な荒野を突き抜けるN10号線

ワルザザートへ向かう途中の景色も荒野な感じでしたが、ワルザザートを通過後N10号線に入ってからは、さらに広大な荒野が広がっていました。

このあたりは結構標高はあるものの道自体は平坦でまっすぐ、道路の質もしっかりしているのでとても走りやすかったです。そのせいもあり、[highlight]制限速度は結構早めの100km/h or 120km/h[/highlight]でした。

この道路からの景色をクルマを停めて撮影したい、と思いながら走る続けたのですが、なかなか適度にスペースがある路肩が見つからなかったので苦労しました。それぞれ1車線ずつで物凄いスピードでクルマが通過していくし、思ったよりも交通量が多いこともあり、停車がとっても難しかったです。

道は平坦とはいえ、それでもところどころアップダウンがあるため、かなり見通しの良いところを選ばなくてはなりません。それでも何とか良い場所を見つけることが出来ました。

マップアプリをAppleに変更

ところで、本日よりメインナビを[highlight]Appleマップ[/highlight]に変更しました。

Google Map、確かに見やすいのですが、ここモロッコではなぜか音声ガイドしてくれなかったんです。一方、Appleは地図こそしょぼいのですが、音声ガイド付きでかつAppleWatchと連携するので、今回の旅行ではこちらをメインに使うことにしました。

時々Googleマップは音声対応していないエリアがあります。Appleですら出来るんですから、なんとかしてもらいたいものです。

カスバ街道沿いの街

このあたりは「カスバ」という呼ばれるモロッコ特有の建築様式の街が点在しています。広大な荒野を走り続けていると、時折、川に沿ったオアシス的な街があり、このカスバを見ることができます。

それが故にこのN10号線は別名「カスバ街道」と呼ばれています。

そして街道沿いにはこのあたりの定番、絨毯屋さんも数多く見かけることができます。

ダデス渓谷へ

そして、アイト・ベン・ハッドゥを出発して2時間ほどで起点となる「ブメーヌ・ダデス」に到着。ここからはカスバ街道N10号線を離れ北上、ダデス渓谷に向かいます。果たして道路の舗装状況はどうか。

このあたりはまだ大丈夫そう。道もまださほど険しくありません。

しかし徐々に道が険しくなってきます。そして迫力満点の景色が目の前に広がっていきます。

1時間ほど内部へ、このあたりでちょうどお昼、なんだかすごい断崖絶壁にある建物を発見したので、ここで少しお昼休憩を取ることにしました。

このホテルへ向かうつづら道もすごい!こういうカーブ大好きですけどね。

崖の上に到着、駐車場がありましたのでそこに車を停めて、断崖絶壁ホテルのテラスにあるレストランへと向かいました。

崖の上のカフェで定番のモロッコ料理(それしかない)をいただいた後、再びクルマでさらに渓谷の奥へと向かいます。

さらに景色が険しくなってきます。絶景ではあるのですが徐々に道路事情が悪くなってきました。

時には岩はむき出し、そして道は崩れかけ、そんなところを運転することに。十分クルマが通る幅はあるのですが、一歩間違えば谷底に落ちてしまうような道を進んでいきます。

しかし、崖のカフェから1時間くらい北上したところで、全く舗装されていない、まさにゼロから道路を造っているような場所まで来てさすがにこれ以上は無理か、と北上を中断して、そのまま来た道を引き返すことにしました。

できたらあと20キロくらい北上すると、トドラ渓谷を走る道路と交わるため、そこまで行き南下して今日のホテルを目指したかったのですが、さすがに道無き道を進むのは無謀と思い諦めました。

引き返してから1時間30分くらいで、再びダデス渓谷入り口の街ブメーヌ・ダデスに戻ってくることができました。

ティンジル方向へ、そしてホテル到着

再びN10号線に合流。ここから東に1時間ほど走らせるともう一つの渓谷「トドラ」の入り口の町「ティンジル」に着きます。そして、ティンジルの街を通過したところで進路を北に、しばらくすると渓谷の入口にたどり着きます。

こんな景色を見ながら数分クルマを走らせて、本日のホテルのある付近到着。しかしホテルの看板はあるものの肝心のホテルが見当たらない。

しかし、路肩にクルマを停めてウロウロしていたら、ホテルの人らしき人が近づいてきました。どうやらこの場所であっているようで、クルマはこのままこの路肩に停めておけばOKとのことでした。道路から急な坂を下った谷間にホテルがあり、そこまでロバで荷物を運んでくれました。

これで無事チェックイン。

ホテルでの夕食、就寝

ホテルで一休みして夕食。夕食もこのホテルでいただけます。というか周りにはお店など全くありません(笑)。

夕食前、このホテルの経営者の方(女性)と少しお話をしました。英語がとても上手な方でしたが、どうやらアメリカ人のようで学校の先生をしていたそうです。またホテルの宿帳も見せてもらいましたが、過去に日本人も何人かこられているようでした。

さて、食事はこんなリヤド的なスペースでいただくことにしました。

モロカンサラダ、そしてタジン、相変わらずバリエーションの少ないモロッコ料理しか選択できませんでしたが、どちらもとってもおいしかったです。

特にタジンはこの旅のなかで一番美味しかったかもしれません。

夕食後はシャワーを軽く浴びてすぐさま眠りにつきました。ロングドライブでかつ険しい渓谷ドライブだったので相当疲れていたのでしょう。

いよいよ翌日はメルズーガ。初の砂漠。楽しみです。(続く)

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